【衝撃】ガンビア共和国がイスラム国宣言! というニュースは誤報 / 真実はイスラム共和国宣言

クンタキンテの故郷がイスラム国に


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アフリカ・ガンビア共和国がイスラム国宣言をし、世界で初めて、国家としてイスラム国の一員となったことが判明した。これはヤヒヤ・ジャメ大統領が演説で公式に発言したもので、2015年12月10日に「今日からガンビアはイスラム国となった」と発言している。

・真実は違っている完全な誤報
そのようなニュースが日本語でいくつも報じられているようだが、翻訳した時点で真実が曲げられてしまったようだ。ヤヒヤ・ジャメ大統領が演説で公式に発言したのは「今日からガンビアはイスラム国となった」ではなく「今日からガンビアはイスラム共和国となった」である。

・けっしてイスラム国になったわけではない
ガンビアはイスラム国ではなくイスラム共和国を宣言したわけで、その意図は、植民地支配された過去を捨て、イスラム教を軸とした新たな国家繁栄を目指すというもの。けっしてイスラム国になったわけではない。

・北米の黒歴史を描いた実話
ガンビアは悲しい過去を持つ国家だ。奴隷と植民地支配といえば、クンタキンテが何よりも有名だろう。ガンビアは、北米の黒歴史を描いた実話の海外ドラマ『ルーツ』の主人公、クンタキンテの故郷であり、誇り高きマンディンカ族の戦士たちが暮らす、いわば「アフリカのサムライの国」でもある。

・子孫が作家となって『ルーツ』を執筆
クンタキンテはマンディンカ族の戦士として名高いオモロキンテの息子であり、母のビンタキンテが生んだ愛する息子でもある。クンタキンテは割礼の直後、奴隷商人に捕まり、奴隷船で北米に連れていかれ、二度とガンビアの地を踏むことなく死亡。その子孫が作家となって『ルーツ』を執筆し、北米でドラマ化され、絶大な人気を生んだ。

・クンタキンテ島
ガンビアには世界遺産となっているクンタキンテ島があり、その名称はドラマがもととなっている。もし治安と平和が維持できるのであれば、一度は行く価値のある場所である。

・多くの人たちが悲しみの声
そんな歴史あるガンビアがイスラム国の一員になってしまった。そう勘違いしている人たちが悲しみの声をあげている。その一部をご紹介したいと思う。

・勘違いした人たちのインターネット上の声
「ガンビアがイスラム国にか」
「キリスト教の人は敵地にいるようなもん」
「ガンビア行かんとこ」
「ガンビア正気の沙汰とは思えん」
「ガンビア調べたけど狂ってる国家だな」
「ガンビアってどこだよ」
「ガンビアがなんでこうなる?」
「ガンビアはどうなっていくんやろう」
「中国ともアメリカとも微妙な関係になりそうです」
「ガンビアイスラム国になるの!」

・クンタキンテの安らかな眠り
海外ドラマ『ルーツ』は北米にてリメイクされ、2016年に今後放送される予定となっている。実話をもとにした海外ドラマなので、ガンビアの歴史を知るうえでも、ぜひとも観ておきたいドラマである。旧作はすでにDVD化されているので、レンタルや購入が可能である。今後のガンビアの繁栄と、クンタキンテの安らかな眠りを祈りたい。

・国と共和国を混同して報道
ちなみに、フランスをはじめとした複数のメディアも「イスラム国」と「イスラム共和国」を混同させて記事にしているので、鵜呑みにしないようにしよう。本来は「Islamic Republic」と書くべきところを「Islamic State」と書いてしまっているメディアが多数あり、さらに文脈からイスラム国を髣髴とさせる表現があるため、混乱しているのだ。

https://youtu.be/wRKOIphnHXk

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