【批評】吉祥寺にオープンした映画館ココマルシアターに行ってみた結果 / 適当で素人すぎる仕事に唖然 / しかし希望もある

ココマルシアター


cocomaru-theater9

2017年10月21日にオープンした、「ココマルシアター」(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-15)。本来は2017年4月にオープン予定だったが、度重なるトラブルにより、8回ほどオープン延期を繰り返し、ようやくグランドオープンしたというわけだ。

・オープンしたことは嬉しいこと
もともとクラウドファンディングで資金を募って計画された映画館のため、度重なるオープン延期に出資者が激怒。今現在も、インターネット上で多くの怒りと失望の声があがり続けている。だがしかし、オープンしたことは嬉しいことだし、デキの良い映画館ならば映画ファンとして歓迎したいところ。

・良いものは良いと言うべき
そこで今回、あくまで中立な立場として「良い映画館かどうか」を確かめに行ってみた。インターネット上ではバッシングの嵐となっているが、良いものは良いと言うべきだし、そこは公正に判断したい。

cocomaru-theater6
cocomaru-theater5
cocomaru-theater7

・2階で料理を食べながら映画鑑賞
店内に入ると、スタッフが3人ほどカウンターに集まっていた。この映画館は1階と2階に劇場があり、2階ではハンバーガーを食べながら映画鑑賞できる。今回は極旨てづくりバーガー(360円)、フライドポテト(150円)、烏龍茶(250円)を購入。映画は2階で上映されている「珈琲哲学」(インドネシア映画 / 900円)を観ることにした。料理ができたら運んでくれるらしいので、先に2階の座席へと向かう。

・もっとリラックスして接客して良い
スタッフは不慣れな感じだったが、初々しさもあって不快ではなかった。ただ非常に気になった点がひとつ。スタッフは笑顔で接客していたが、何かに怯えるような、若干、引きつった笑顔だったのが気になった。そう、まるで何かに疑心暗鬼になっているかのような感じだ。何が彼女たちをそうさせているのかわからないが、客は敵ではないのだし、もっとリラックスして接客して良いのではないだろうか。

cocomaru-theater9
cocomaru-theater4
cocomaru-theater2

・客はひとりだけ
2階の劇場内に入ると、客は誰もおらず、この筆者ひとりだけ。座席は普通の映画館とは違い、さまざまなタイプのゆったりとした椅子が並べられていた。すてべの椅子にではないが、テーブルが置いてあり、そこで料理を食べることが可能。

・ライトをつけたまま本編上映
室内が明るいまま映像がスクリーンに映し出されたので「予告編かな?」と思っていたら、本編だったのには驚いた。ずっとライトが付いたまま上映していたので「なるほど、明るい室内で観る新しいタイプの劇場なのだな」と思っていたら、5分後に突然ライトが消えた。ライトを消し忘れて上映していたようだ。すると、数分後、またライトが付いた。やはり明るいまま上映するのか? と思っていたら数分後にまた消えた。

・カーテンの隙間から外の光
劇場内が暗くなって、はじめて気が付いた。カーテンの隙間から外の光が入ってきており、目に入って映像に集中できないのだ。しかもその光の一部がスクリーンの端にあたっているのである。さらに驚いたのが、本編がはじまっているというのに、出入り口が全開になっており、強い光が劇場内に注いでいるのである。上映から20~25分ほど経ったころ、スタッフがようやく出入り口のドアを閉めてくれた。

・出入り口の開閉を繰り返すスタッフ
さらに気になったのは、映写室からスタッフが出入りを繰り返し、そのたびに大きな音と風、そして出入り口の開閉を繰り返す点。そう、劇場内が通路として使用されているため、スタッフが移動するには劇場内を通過しないといけないようである。

・正直褒めることできない
とことん映画を楽しむ邪魔が入る映画館。それがココマルシアター。そういう印象を持たざるを得なかった。静かに、最初から最後まで、作品に集中することができない。

・寒すぎて冷房のような空間
細かい点を指摘すればきりがないが、せめて光が入ってくる問題と「スピーカーのこもったような音質」だけは改善してほしい。スピーカーは「音割れ」とまではいかないが、透き通った音ではなく、ボヤけた音質に感じた。特に俳優の声がこもって聴こえるので、改善を求めたい。また、劇場内は非常に寒く、まるで冷房のような空間だったので、薄着の人や冷え性の人は気を付けたい。

cocomaru-theater3
cocomaru-theater1

・大きなゾウさんは良い感じのスケール
3階には模型の「ゾウのはな子」が飾られており、なかなかスケールが大きくて子どもには喜ばれそうだが、客は誰もいなかった。室内は非常に寒く、2階の劇場と同様、厚着をして出かけたいところ。室内なのにこれだけ寒いというのは、光熱費を削減しているのだろうか。

・改善すればよい映画館になれる!?
ここまで読むと酷い映画館のように思えるかもしれないが、どれも簡単に改善できるものばかりだと考える。本編上映中はライトを消し、天候に応じて空調を使用する、カーテンの隙間から光が入らないようにする、上映中は出入り口を閉め、スタッフの出入りも禁止する。何も難しい技術がいることではないように思えるが、いかがだろうか。今後もココマルシアターを応援していきたい。

もっと詳しく読む: 吉祥寺にオープンした映画館ココマルシアターに行ってみた結果 / 適当で素人すぎる仕事に唖然 / しかし希望もある(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2017/10/23/cocomaru-theater-open-day/

執筆: 桃色のガンダルフ

Buzzplus

バズプラスニュースの最新情報を受け取る

  

ネットで話題の新着記事一覧