【召喚連載】メガテン大司教鈴木一也の邪教の館 第7回「情報戦争は始まっている」


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・新女悪魔召喚!!
鈴木大司教「我は汝を召喚す! ……アオス! アバオス! バスム! イサク! サバオス! イアオ! 善き人々を統べる女主人よ。実りを約し豊穣をもたらす権能持つ者よ。生まれてはまた生まれる永遠の花束よ。迅く来たりて我れに大地の秘密を明かせよ。輝ける者の女王マブよここにあれ!

マブ「はぁ……現世は久しぶりだわ。相変らず雑多で血肉臭いこと。そこのあなた、はらわたが匂うわよ。ハギスの食べ過ぎじゃなくて?」
大司教「最良の女王よ。よくぞ我が元に来られた。我が名は鈴木大司教。そなたの助力を請い願う定命の者なり」

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マブ「匂いの割には良い声をしているわね。私を楽しませてくれたら、話しを聞いてあげなくもないわよ」
大司教「口に合うかどうかは分からぬが、地獄の番犬ケルベロスをも虜にさせる、蜂蜜ケーキを焼いてきた。ご賞味あれ」

マブ「わぁ、いい香り! なんて香ばしいの! 美味しいわ」
大司教「チョコレートでコーティングしてみた」
マブ「何個もいけてしまうけど、何か飲み物はないの?」
大司教「これにウェールズ産のミードを用意した」
マブ「分かってるわね……大司教……ああ、懐かしい味」

大司教「さて女王よ、君を召喚したのは他でもない。とある隣国による情報工作に関して君の知るところを教えてほしいのだ」
マブ「もしかして、アーティファクトに何か仕込んだってやつ?」
大司教「君に尋ねたいのはそんな無粋な話ではない。もっと隠された話……」
マブ「たとえば……とある男女の間にある秘密とか……?」
大司教「その通りだ! さすが察しが良い」

マブ「アナタの心の表層を読んだだけ……そう……なるほど……ね」
大司教「うむ、とある有能なジャーナリストの冤罪事件に関してだ」
マブ「でも、大司教のココロは、今そこに無かったわ……」
大司教「ま、まて、わしのことはいいのだ!」
マブ「あら……残念……少しぐらいなら遊んであげても良かったのに?」

・ライダイハンを記事にして左遷
大司教「山口敬之という男は、TBSのワシントン支局長だった敏腕のジャーナリストだ。報道特集のプロデューサーをやっていたこともある。その彼がちょっとしたことでその地位を追われることになった」

マブ「読めるわ大司教のココロ……彼はTBSでベトナム戦争における韓国軍の非道を訴えようとしたんでしょ? でも、TBSではオンエアできないってことで、記事を週刊文春に掲載した……」
大司教「君なら見ることができるだろう……わしを通して時空を越え、真実の出来事を」

マブ「見えるわ……村が焼かれている……ひどい! 韓国兵が無抵抗のベトナムの人たちを虐殺している! しかも笑いながら! ああ、見ていられない!!」
大司教「つらいなら、もう見なくても良い。わしが語ろう」
マブ「いいえ、私は妖精の女王。真実を見るのを恐れないわ」
大司教「マブよ……」

マブ「沢山の女たちが無理やり押し倒されていく……子供からお年寄りまで! どういうこと!? そして彼女らは連れ去られ売春させられた。あまりに、あまりにむごいわ……これが性奴隷。そしてたくさんの私生児をベトナムに残した……」
大司教「その子らをライダイハンと言う。その数3000から30000もいるとされ、実数は誰もつかめていない」

マブ「こんな非道、世界に訴えるべきね。でも、韓国は日本に対して従軍慰安婦とかが強制連行された性奴隷だと世界中に訴えてたわね?」
大司教「韓国人は自分たちが犯した罪を、いつも日本に押し付けるのだ。慰安婦の訴えも、最初は郵便貯金が戦争で失われたので補償してくれというものだった。日本の慰安婦はただの高級娼婦だったのだから」

マブ「それを日本国内の韓国のお仲間たちが性奴隷に仕立て上げた……。日本を貶め、金をせしめるために……ホント恥を知らないのね……おぞましいこと」
大司教「そうだな。しかし、今日はその話ではなかった」

大司教「山口敬之はそのライダイハンと韓国軍の暴虐の記事を書いたことで、ワシントン支局長を解任され、結局TBSを追われることになる」
マブ「よっぽど韓国に都合の悪いことを書くと嫌がる人が、そのTBSの上層部にいるってことね? TBSって日本の企業じゃないの?」
大司教「そのはずなんだがな……なぜか隣国におもねる報道ばかりするし、韓国に不利な報道は避ける。TBSのあるアナウンサーは、うちでは韓国語ができないと出世できないとまでぼやいていたそうだ」

・その夜何があったのか??
大司教「伊藤詩織という女性がいる。なかなかの美人で頭も良い。彼女は山口氏のようなジャーナリストを目指していた。そこでキャバクラで出会った彼に積極的にアタックし、日本テレビでインターン……勉強しながらのバイトだな、それが決まったという」
マブ「なかなかの野心家なのね、この娘」

大司教「承認欲求というのが強いようだな。そして、さらに山口氏の力でもっと上に行きたいと望んだのだ、機会を最大限に利用してね」
マブ「女の力の行使……やるわね」

大司教「恵比寿のとある寿司屋での密会だ」
マブ「まあ、お寿司って生魚なのね。ちっちゃくてかわいくて綺麗! これが食べ物なの?」
大司教「わしの従兄弟に渋谷で寿司の板前をしているのがいるから、今度それを馳走しよう」
マブ「お酒も?」
大司教「日本酒は寿司に合うのだ」
マブ「楽しみにしてるわよ、大司教」

マブ「あらあら、この娘ったら、山口って人にどんどんお酒注いで……それに自分もけっこういける口」
大司教「どんなに呑んでも平静でいられると豪語するだけあるな」
マブ「も~う、大胆にアタックして……男なら誰だってこんな美女に迫られたら断れないでしょうね。でも彼女泥酔してるわよ……お酒の匂いまで伝わってきそう」

大司教「妻子ある身としてほめられたことではないが、詩織が泥酔状態でどうしょうもないので、彼女を山口氏が泊まっているホテルにタクシーで連れて行くことになったのだ」
マブ「あらあら、もうダメな男」
大司教「面目ない」
マブ「なに大司教が謝ってるのよ。もしかして身に覚えが……?」
大司教「い、いや違う、断じて無いぞ!」

マブ「まあ、信じてあげるわ。それに私がダメな男って言ったのは、別のことなのよ」
大司教「べつの……こと?」
マブ「彼ったら飲み過ぎちゃって、使い物にならなかったのよ」
大司教「使い物に……なに? アレが……か?」
マブ「そう……アレが、ぜ~んぜん」
大司教「む……まあ、よく、あること……だな」

マブ「大司教もそうなの?」
大司教「一般的な話だ! しかし、そうなると山口氏は詩織嬢とできなかったということになるな?」
マブ「まったく甲斐性なしよね」

・ゲロゲロナイトで行こう!
大司教「その数日後、伊藤詩織は山口敬之にレイプされたと訴え出る」
マブ「えぇ? だってレイプもなにも、彼できなかったのよ? もしかして、できなくて不満だったから?」
大司教「そんなわけない」

大司教「しかし訴えは証拠不十分で退けられた。酔っ払って男と一緒にホテルに行ったら、性行為をするのを承知したとみなされるからな」
マブ「なんでレイプだって訴えたの? してないのにおかしいじゃない?」
大司教「まだそこにいるのか?」

大司教「伊藤詩織は今まで酔いつぶれたことがないのに、いきなり酔いつぶれた。これはレイプドラッグをお酒にもられたからだと言い出した。そのせいでタクシーで吐いてしまったと」
マブ「彼女めちゃくちゃ吐いて吐瀉物まみれだったのよ! ほんとは弱いのに飲みすぎたのね」

大司教「ところがレイプドラッグを呑んでも吐くことは無いと指摘されたら、前言撤回して今度は吐いてないと言い出した」
マブ「え? どういうこと? わけわからない」

大司教「ホテルにも無理やり連れ込まれたと。山口氏が彼女を抱きかかえて連れ込んだと言っているが、ホテルの防犯カメラにもそんな映像はない」
マブ「でしょうね」

大司教「薬のせいで自分では歩くこともできなかったそうだが、カメラにはちゃんとひとりでしっかり歩いている映像が残されている」

マブ「でもこっちまで匂いが移ってきそう……彼女ベッドでも吐いちゃって、山口はそれを掃除して、臭いからソファで寝たみたいね。かわいそう」
大司教「悲惨な光景だな……」
マブ「あの子はゲロまみれでベッドで高いびき」
大司教「そうなると美女も台無しだ」

大司教「だが、ほんとうにレイプのレの字もないじゃないか……」
マブ「そうでもないわよ……逆ならありだったかも」
大司教「な、なんだと!?」
マブ「明け方詩織ちゃんったら、彼の上に馬乗りになって……でも、山口さんはヘトヘトで使い物にならないわ」

大司教「しかし、彼女は乳首を思いっきり噛まれたとか、無理やりされて膝を脱臼したとか、いろいろ語っている」
マブ「つまり……嘘ばかりついているってこと?」
大司教「端的に言ってしまうとそういうことだ。そして彼女は自分がついた嘘を本当だと思いこんでしまうタチらしいのだ」

・赤色的安倍包囲作戦
大司教「実はだな、山口氏は安倍総理のお友達グループのひとりと見做されている。総理のお友達と言えば……」
マブ「それ私でも知ってる。野党のモリカケ蕎麦お代わりし放題でしょう? 日本のお蕎麦ってそんなに美味しいの? 野党ってそんなに蕎麦好きなの?」

大司教「蕎麦は素晴らしく美味いが、話がちょっと違う。加計(かけ)学園という大学に獣医学科を作るにあたって、安倍総理が学園の理事長と親しい友人なので、便宜を図ったと疑われた問題だ。モリは、森友学園という学校が不当に土地を安く買えたのは安倍夫人が口利きをしたせいだというものだ」

マブ「別にいいんじゃなくて? 友情には応えないとね」
大司教「いや、そういうわけにはいかぬ。首相は公正でないとならないのだ」
マブ「めんどくさいのね、日本って」

大司教「だからこそ安倍晋三はそうした下心のある付き合いは切り捨ててきている。今いる友人はそうした表向きの立場を抜きにしたものなのだ」
マブ「じゃあ、便宜は図ってないのね?」

大司教「もちろんだ。野党の追求も便宜を図ったに違いない、という憶測だけで終わっている。明確な証拠は一つも出てこないし、状況証拠すらない。
 森友学園では、学園長の籠池は友人でもないし、便宜を図る理由すらない」

マブ「でもずっと野党は問題にし続けてるって……ああ、それでお代わりし放題なのね」
大司教「以前は野党とマスメディアが、どんな下らない事柄でも、こぞって集中的に叩けば内閣は倒れることがあった。麻生内閣がその良い例だった」

マブ「ばかみたい。じゃあそれを狙ってずっと繰り返してるってわけ」
大司教「そうだ。しかし国民も最近では理解してきて、モリカケを続けると野党の支持率が落ちて、自民党の支持率が上がる。それでもまだやっているがな」
マブ「ばかみ・た・い、じゃなかったのね」

大司教「奴らは安倍城本丸がダメだから、その周辺、安倍晋三に近い人々を狙って攻撃し始めた」
マブ「それで山口敬之さんを……」
大司教「うむ! だが、実はそれだけではなかったのだ!」

大司教「山口氏は余りに北朝鮮情勢に詳しく、その分析が的確だ。北朝鮮が中国支配から離脱して、日米側に寝返る計画があることを知っていた。しかもロシアも巻き込んでな」
マブ「へー、それって大変なことなの?」

大司教「金正恩は国内の親中勢力を大勢処刑して、北朝鮮を親米親日体制に刷新しようとしていた。その情報を山口氏はいち早く得ていたのだが、そうした情報を公にされるのを中国が嫌ったのだ」
マブ「中国が山口さんを……詩織さんを使って?? ああ、そういうことね……見えるわ、見えるわ。
伊藤詩織はレイプ本を出版したり、イギリスに住んで山口さんや安倍総理を非難し始めた。そんな彼女の支援を中国の組織が行っているみたいね」
大司教「どうやらそうだなのだ」

大司教「中国は多方面で情報戦争を仕掛けてきている。山口氏の事件はまったくの冤罪だが、彼のジャーナリストとしての記事が取り上げられると、そのサイトにレイプ犯を使うなと物凄い数の苦情が来る。そしてシンプルなアクセスアタックも行われて、サイト自体がダウンすることもある」

マブ「営業妨害じゃないの!」
大司教「そうだ! これらすべて中国共産党につながる工作員やサイバー部隊がやってることだ」

マブ「もしかして、もっとひどい結末があるの?」
大司教「うむ……それ以後、山口氏の書く記事をどのサイトも載せなくなるのだ」
マブ「仕事できなくなるってこと?」
大司教「その通りだ。こうして中国に都合の悪いジャーナリストは仕事が取れなくなっていくわけだ。政治家も例外じゃない」

マブ「杉田水脈ね? 彼女がLGBT差別をしたって話」
大司教「真実はまったく逆だ。記事の部分を切り取ってマスメディアと文化人とやらが一斉に彼女を叩きまくった」
マブ「日本人ってみんなでひとりを虐めるのが大好きよね」

大司教「杉田水脈はむしろLGBTの理解者だ。しかし、従軍慰安婦の虚偽を世界に訴えた急先鋒の議員だ。だから狙われた」
マブ「え、じゃあ従軍慰安婦問題の陰には……?」
大司教「そうだ。中国共産党がいる」

・日米の反撃
マブ「でも、日本のマスメディアまで安倍内閣を倒したがってるって、どうして? 安倍さんが悪い人だから?」
大司教「違う違う。安倍晋三が総理だと、困る連中が隣国にたくさんいるのだ」
マブ「えっ? 敵国の味方をしてるの? まるで日本人じゃないみたいね」
大司教「その可能性もあるが、最も大きいのは金の力だろうな」

大司教「同じことがアメリカでも起きている。トランプ大統領が何度も厳しくメディアを非難するのは、彼らがチャイナ・マネーに支配されているからだ」
マブ「それでトランプは狂った人種差別主義の独裁者のように伝えられるのね」

マブ「でも、そんなにお金使って中国は何をしたいのかなあ?」
大司教「アジアを支配し、ゆくゆくはアメリカを越え、世界一の覇権国家になりたいのだ」
マブ「情報を操作するだけで、そんなことができるの?」

大司教「日本やアメリカは中国と違って民主主義国家だ。選挙ですべてが決まる」
マブ「ということは……中国に都合がいい情報だけ流せれば、国民はそれを信じて投票すれば……」
大司教「そういうことだ、中国に従う政党が政権を握る」

大司教「これまではマスメディアが操作されて危険な状態だったが、インターネットによって真実が伝わり、それを防ぐことができた」
マブ「じゃあ、今狙われてるのがインターネット?」

大司教「その通りだ! Face Book や Twitter でアカウントがドンドン停止されるのが中国の攻撃の最前線なのだ。都合の悪い情報は流させない」
マブ「真実の口を封じる……恐ろしい未来が見えるわ」

大司教「検索エンジンでも、中国共産党による虐殺、人権弾圧の記事や告発が、検索の下位にくるような工作が行われている。酷い時は検索できなくなっている」
マブ「でも、みんながそれを探し続ければ、埋もれなくなるのね?」

大司教「Twitter社の代表ジャック・ドーシーは、マスメディアの情報が正しく、それ以外の情報ソースは信頼度を下げると明言している」
マブ「それじゃ、インターネットなんて要らないってこと?」

大司教「君が最初に言っていたアーティファクトの問題。HUAWAY(ファーウェイ)とZTEの排斥は、日本とアメリカがやっと反撃を始めたということだ」
マブ「なんだ、そこにやっぱりつながるんじゃない。わたし正しかった!」

悪魔:マブ(Mab) ケルトの妖精女王。メイブやマベルなどさまざまな妖精女王と同一視される。クィーン・メイブは夢を支配する妖精として知られるが、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』では同じ権能を持つ妖精女王はマブの名で語られる。同『真夏の夜の夢』では妖精女王はティターニアの名で登場する。シェリーもまた、詩をクィーン・マブに捧げている。これらさまざまな名を持つ妖精女王の存在は混交されている。また、マブは蜂蜜酒のことであり、彼女の本質がその中にある。キリストの血がぶどう酒であるのと同じ意味性を持つ。『真・女神転生 ―東京黙示録―』では魔術師澁澤京子の使い魔ピクシーのマベルに封印されており、相馬小次郎の危機に際して封印が解かれ、暴れまくる。

筆者:鈴木一也(すずきかずなり) 1960年11月1日東京生まれ。ゲームクリエイター。代表作『女神転生』『女神転生Ⅱ』『真・女神転生』『モンスターメーカー』シリーズ。『偽典女神転生』『新世黙示録TRPG』『ジェットインパルス』『つきびと』など多数。デジタルデヴィル(株)代表。専門学校TECH.C.にて講師も務める。
父にアナログゲームのクリエイターである鈴木銀一郎がいる。

もっと詳しく読む: メガテン大司教鈴木一也の邪教の館 第7回「情報戦争は始まっている」(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2018/12/20/megaten-suzuki-information-warfare/


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