【朝の重厚ライトノベル】コンビニ店員を助けたら俺の人生が終わった話

Light novel


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外国人のコンビニ店員をいじめる日本客がいる。俺はそんなヤツを絶対に許さない。外国人店員がどういう理由で日本に来たかはわからなんいよ。でも発展と上だったり物価が安い国からきた外国人店員はたくさんいる。実際に外国人店員に聞いたし、それは間違いない。日本より所得的な面で裕福な国から来ている外国人店員は少ないと思ってる。

そういう人たちを俺は弱者だと思ってる。異国から大金を使って日本にやってきて、勉強しなが働いて、毎日必死だろうよ。弱者は弱者のままでいて良いはずがない。そういう人たちを守るために日本が政治で改善するとか、環境で変えるとか言うヤツがいるが、いま目の前にいる、この瞬間に弱者なヤツを助けることはできない。

そもそもだ。そもそも外国人店員は「日本に慣れてない」という点において存在が弱者なんだから、援助とかフォローしてやるのが日本に住む日本人の役割だろう。

なのにだ! 横柄な日本人の客が外国人店員をいじめるシーンをよく見かける。「〇〇番って言ってんだろ! ちがうってーの! それじゃない! なんなんだコノヤロー! 頭わりぃのか!」とか、異国からやってきた外国人店員にかける言葉か!?

「肉まんじゃねーよカレーまんだよ! 日本語わかる! 何語ならわかるの? ヒンタボ語?」「ちゃんと崩れないように袋に入れろよ! 入れ直せ!」とか言ってるの、さすがに言葉の暴力だろうよ。

外国人店員も言葉の暴力に混乱して「ワガラナイヨー!」「モーワガラナイヨー!」と焦って事務所にいるヘルプを呼ぶ始末。本当、心が痛む。外国人店員は「よくわからなくて当然」と考えて優しくフォローしてあげるのが優しさだし、人としての配慮だろう。

「違うだろ!」
「ワガラヌヨー!」
「別の店員呼べや!」
「ワガラヌデスー! チョ、オマツクダセー! テ、テンチュー!」

なにより頭にくるのが、コンビニのレジで成人確認ボタンを押さずに困らせるヤツ。あくまで俺の経験だし偏見かもしれないが、成人確認ボタンを押さないヤツはだいたい大学生の男だな。

酔っぱらった大学生男が粋がって「なんで押さないといけないんすカァ! どう見たって大人でしょ!」とか言って外国人店員を困らせる。こないだアーリア人系だと思われる外国人店員の男性がすげー困ってて泣きそうになってた。

「(成人確認ボタン)オシテクダサイ」
「押さないからね」
「キマリデスカラー」
「絶対押さないよ」
「キマリダカラオサナイトー!」
「だから大人だって! よく見ろよ! 俺は子どもか?」
「ハイー!キマリマモテヨー」
「押さなくても売れよ! なんだよこのシステム! ぜってー押さねー!」
「ナゼオサナイ? ナゼガワガラナイヨ」
「押さないからな」
「ワガラヌー! チョ、オマツクダセー! テ、テンチュー!」

こういうヤツは人間のクズ。親はどういう教育をしてこんなクズ男に成長させたのか。生きている価値があるのか。ハッキリ言って害悪でしかないから生きている価値はないね。俺はすぐ熱くなる性格だから、その大学生の男に言ってやったよ。「俺はお前が生きている理由がワガラヌデスー!」「外国人いじめるのやめろよ!」ってな。

そしたら「なんだこの野郎!」みたいな声がして、プシャァアアアアアー! って炭酸みたいなのが弾ける音とともに頭に衝撃が走った。痛いっていうか、すげー強い重力が体にかかったみたいになった。「ダメー! キマリマモテー! キマリー!」みたいな外国人店員があせる声もしていた気もするけど、だんだん聞こえなくなって気が付いたら絶命してた。

たぶんだけど、そのクソみたいな大学生男が俺の額を缶チューハイでぶん殴って額を強打されたのだと思う。そこから記憶ないしね。いま思えば、気が遠くなりながら酒と柑橘のニオイがしたわ。病院に運ばれた記憶ないし、そこで終わったんだな。

そしたら、意識が戻るというより、意識がどこから始まったのかもわからない感じで、スッキリはっきりした気分で何もないところにいた。真っ暗な部屋(?)の中に机と椅子とパソコンが一台あったので、この文を書いている流れ。

もっと詳しく読む: コンビニ店員を助けたら俺の人生が終わった話(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2019/10/18/foreign-clerk-work-conveni/

※画像はイメージであり記事とは無関係です

作: 津賀ポルヌ(a.k.a. Wintermute)

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