【朝の重厚ライトノベル】口臭が酷すぎる上司にやられてしまった件

Light novel


kusai

人間って言葉でコミュニケーションをとるじゃないですか。私、バカだけど、人が嫌がることとか、不快に思う事だけはしないようにしようと思うの。だから口臭は特に気を付けていたのね。

名前は言えないけど、まあ、もうこの世にいないから言ってもいいんだけど、携帯電話の大手キャリアで働いていたのね。とはいえ窓口担当よ。直営店の窓口担当ね。上司のおじさんから「お前は顔が良いから採用された」なんて言われてたけど、あま、そんなこと言われるのは慣れているわけ。だってバカなのは自覚しているから。頭悪いし。あははー。

仕事も得意だし、お客さんと話すのも好きだから天職だなーと思ってたんだけど、上司にスマホで強打されて絶命した。私は悪くないよ。恨みが歩かないかって言われたら、命を奪われたんだから恨みはあるよ。でもどうにもならないからもう怒ってない。でもね、あまりにも不条理な絶命だったの。私悪くないし、上司が悪いんだもの。

私が働いている店舗の上司が、気絶しそうになるほど口臭がきついわけ。おそらくだけど「不潔」「喫煙」「コーヒー」のトリプル効果ね。喫煙して、コーヒーを飲んで、そして歯を磨かない。タバコのニオイとコーヒーのニオイが混ざると最悪なのよね。そこに歯垢のニオイでしょ? 食いカスのニオイも混ざるわけ。もうね、地獄ですよ。想像できるよね、どれだけひどいか。

私、この仕事ずっと続けたい。仕事もすごく楽しいし、同僚もみんな優しい。でも唯一の悩みが上司の口臭。しかも頻繁に私と会話する流れなわけ。上司の口臭が私の体に入って、肺に入って、私の血液を運ぶために使われるわけでしょ。つまり上司の行使優が私の体内を駆け巡るってことよね。

我慢できなくて、上司に話があるって言って、ふたりで話したの。そして「前から口臭が酷くて吐き気がして苦痛でした」「歯を磨いてほしい」「どうすればそんなに臭くなるのですか」って言ったのね。

「なんだと貴様!」「なまいきだ!」みたいなこと言われたのかな? びっくりしてよく覚えてないけど、すぐに上司にガラスの灰皿で強打されて絶命したみたい。そのあとの記憶がなくて、気が付くと、真っ暗な部屋の中に机と椅子とパソコンが一台あったから、こうして文を書いてるわけ。

もうこの世にいないからどうでもいいけどさ、歯は磨いたほうがいいよ。自分の口臭がヤバイって自覚して生活しているなら、他人は口臭で苦しんでもどうでもいいってことだし、自分勝手な人間だってアピールしているのと同じだよ。あーあ、まだ生きたかったなー。

もっと詳しく読む: 口臭が酷すぎる上司にやられてしまった件(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2019/10/19/light-novel-bad-breath/

※画像はイメージです

作: 津賀ポルヌ(a.k.a. Wintermute)

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