【朝の重厚ライトノベル】頑張って通学していただけなんですけど絶命しました

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あ~あ、明日の月曜日からまた苦痛が始まるのか。そう思うのは高校が嫌だからじゃない。私の通学、バスで自宅から私鉄駅まで向かい、そこで中程度の満員電車。そこからメインの電車に乗り換えて乗車率200%と言ってもおかしくないくらいの満員電車に23分くらい揺られて移動してる。

毎日の苦痛の割合の80%、いや、100%が通学の満員電車。友だちも先生も部活も大好き。タピオカには飽きたけど付き合いで飲むのも楽しいし、ローソンのロールケーキを食べるのが好き。家に帰るとママのご飯も大好きだし、二世帯住宅だからおばあちゃんの部屋に行ってダラダラするのも好き。不満は何もない。満員電車だけ大嫌い。

段ボールに入りきらないほど物を詰めて、むりやりガムテープを張って押さえつけるみたいに詰め込まれる。痴漢とか言ってられない。よくわからない状態で思考も止まる。

いつもは自我を消して(!?)、無の境地になって23分間を過ごしていたけれど、痛みは我慢できなかった。誰かの骨なのか、カバンなのか、よくわからないけどお腹あたりに凄く食い込んで突き刺さるような痛みが走ったので、痛みの原因があるであろう方向を向いて「痛い! やめて! 痛いって痛い痛い!」って叫んだ。

するとおじさんがいたんだけど「なにもしてねえよ!」と言われて頭突きされた(っぽい)。たぶん、頭突きだったと思う。そのあと真っ暗になったから、よくかわらないまま絶命した。頭の中の何かが切れた。物理的なものか、魂的なものか、よくわからないけど。

おじさんの額が近づいたあとの記憶がなくて、気が付くと、真っ暗な部屋の中に机と椅子とパソコンが一台あったから、こうして文を書いてる。パソコン授業でしか使ったことないからタイピング苦手だけど。

もっと詳しく読む: 頑張って通学していただけなんですけど絶命しました(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2019/10/20/light-novel-going-to-school/

※画像はイメージです

作: 津賀ポルヌ(a.k.a. Wintermute)

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