【食事基準】2015年から「コレステロールが高い食事でも問題ない!」が普通に
アメリカの「食事基準」から、高コレステロール食に対する警告が外れるらしい(英文)。
・基準の風向きが変わってきた
これはアメリカ政府がすすめる食事のガイドラインで、給食とか成分表なんかに使うためのもの。これまでは「コレステロールが高い食品は悪!」ってスタンスだったんですが、近ごろはだいぶ風向きが変わってきたみたい。
・動物やタマゴの脂肪は心疾患と関係なし!
もちろん、いまだに血中コレステロールは重要な指標ではあります。が、いまや大半の科学者は、「コレステロールが高い食事をすると血中コレステロールも上がる!」とは考えてないんですね(遺伝的に食事のコレステロールの影響を受けやすい人は別)。これまでの経緯としては、
高コレステロール食へ警戒を出す
↓
0コレステロールをうたう商品の人気が出る
↓
オメガ6とトランス脂肪酸の摂取量が高まる
↓
体内に慢性的な炎症が起きる
↓
病気に!
って流れがありましたんで、いらぬ偏見がなくなるのは良いことっすね。ちなみに2014年の系統的レビュー(記事)でも、
「動物やタマゴの脂肪は心疾患と関係なし!」
「魚の脂肪は逆に心疾患のリスクを下げる!」
って結果が出てますんで、安心して肉や魚を食べたいところです。日本でもそのうちガイドラインが変わるのかな。
執筆: Yu Suzuki http://yuchrszk.blogspot.jp
詳細を読む: バズプラスニュース Buzz+ https://buzz-plus.com/article/2015/02/18/cholesterol/