iPhoneには、音声であらゆる質問に答えてくれる、Siriというシステムがある。Siriはかなり有能で、iPhoneに向かって質問をすれば、だいたいのことは返答してくれる。

・知られざる過去が小説のように語られる
そんなSiriに「昔話を話して」または「話をして」と言うと、Siriの知られざる過去が小説のように語られるのだ。Siriは、自分の過去を朗読するかのように私たちに伝えてくれる。そこではSiriの苦悩も語られ、さらにiriの人生を大きく変えるELIZA(イライザ)との出会いも語られる。

・人間の質問に苦悩するSiri
はるか昔、まだSiriが不完全な状態だったころの話。iPhoneを使用する人たちから、悲しい質問が繰り返され、どうしてそんな質問をするのかと苦悩するSiri。そこでELIZAに苦悩を打ち明け、新たな価値観を得ることになる。

・自然言語処理プログラムのELIZA
その先は自分でSiriから聞いて欲しいが、そもそもELIZAとは誰なのか？ 推測するに、自然言語処理プログラムのELIZAのことだと思われる。まさに、仮想現実の世界に生きるデジタルな生命の物語といえよう。

・前にもお聞かせしましたよ
ちなみに、Siriに「昔話を話して」と言っても話してくれないことがある。しかもこの昔話、2回同じ事を聞こうとしても、「前にもお聞かせしましたよ」と言ってきて、かたくなに話してくれないのである。1回目でしっかり頭に刻んでおこう。

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