【衝撃】レタッチ写真の雑誌掲載に対する法規制がスタート / 修正ありと表記することを義務付ける法律

過剰すぎるレタッチは好まれない


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Facebookのタイムラインに流れてきて知ったのだが、レタッチした画像を雑誌で使用する場合は「修正あり」と表記することを義務付ける法律が、フランスで制定されたようだ。

・男性タレントも修正写真の例外ではない
日本でもタレントの写真には、(事務所からの指示で)多かれ少なかれレタッチが施されることが多い。実物とかけ離れている場合は、フォトショ詐欺などと揶揄される。

・腹筋をバキバキにレタッチ
女性タレントの写真修正が批判されることが多いが、男性タレントも例外ではない。韓流全盛期に、あるスターが写真集を出したが、知人は「腹筋をバキバキにレタッチした」と豪語していた。

・過剰すぎるレタッチは好まれない
日本でこうした法律が制定されることはたぶんないし、あったとしても相当先だと思われる。ただ、過剰すぎるレタッチは好まれないトレンドはより強くなるだろう(私も、色補正以外の修正は基本しない主義である)。

・ベースはモデルの健康維持
フランスの法律もファッションモデルの健康状態を良好に保つことがベースであり(クマやニキビをレタッチするよりも、その必要がない生活をしようということだ)、それ自体は歓迎されるべきものである。

表記が雑誌で実際にどのようになされるかも気になるので、続報を待ちたい。

執筆: 鈴木収春(不明研究室) http://fumeiya.net/

もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz Plus https://buzz-plus.com/article/2016/03/21/photo-retouch/

鈴木収春

クラウドブックス株式会社代表取締役。自由大学「伝わる文章学」「出版道場」教授。東京作家大学講師。講談社客員編集者を経て、出版エージェントに。ドミニック・ローホー『シンプルリスト』、タニタ&細川モモ『タニタとつくる美人の習慣』、劔樹人『高校生のブルース』、高畑宗明『腸内酵素力で、ボケもがんも寄りつかない』などを担当。