【衝撃】埼玉少女誘拐事件の全貌が明らかに / 少女Aが誘拐から救出されるまでの時系列まとめ

「両親が離婚する」と騙される


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2014年3月10日、朝霞市立朝霞第三中学校1年生の少女Aさんが、下校後に行方不明になった。母親が17時ごろ帰宅するものの少女Aさんの姿が見当たらず、20時20分ごろ埼玉県警察に通報した。警察の公式情報によると、少女Aさんが失踪した当時の身長は155センチで、体重は40キロ、靴のサイズは23.0センチほど(のちに失踪ではなく誘拐と判明)。

・失踪時の姿とは?
失踪時の髪型はロングの黒髪で二本結び、前髪はピンでとめていた。服装は、上衣がブレザー(紺色)、ブラウス(白)、ダッフルコート(灰色)、マフラー。下衣がスカート(紺色)、スニーカー、リュックサック(黒)、ジャージ入れ。いたって普通の女子中学生のファッションである。

・「両親が離婚する」と騙される
自宅のドアポストには「家も学校もちょっと休みたい。しばらく友達の家です。探さないで下さい」という内容の手紙が投函されていた。筆跡は少女Aさんのものと酷似しており、本人が書いた可能性が高いといわれている。失踪直前、少女Aさんは面識がない寺内樺風容疑者に「お父さんとお母さんが離婚する。弁護士のところに連れて行く」と言われ、自動車に乗せられ、連れ去られる。

・機動隊も含めて大規模な捜索
2104年3月19日、自宅に「元気に過ごしている。迷惑をかけてごめんなさい。しばらくは帰らない」という内容の手紙が届く。消印は埼玉県上尾市の郵便局のもので、日付は2014年3月15日になっていた。今回の手紙も少女Aの筆跡と酷似しており、失踪から5日目に出された手紙ということになる。埼玉県警察朝霞署は、機動隊も含めて大規模な捜索をするものの、まったく足取りをつかめず。

・千葉市と中野区で監禁
少女Aさんは千葉県千葉市稲毛区の千葉大学の真横のアパート(3階の角部屋)に監禁された。この場所に監禁された理由は、寺内樺風容疑者が千葉大学工学部情報画像学科の学生として、2016年3月に卒業するまで在籍していたからだと思われる。ドアが外側から鍵をかけられていたこともあり、少女Aさんは逃げらない状況が続く。2013年9月から2016年2月25日までこのアパートに住み、その後、東京都中野区東中野3丁目に引っ越した。

・鍵をかけずに出かけた寺内樺風容疑者
2016年3月27日、寺内樺風容疑者が秋葉原に出かける。今まではドアの外側から鍵をかけられていたが、この日だけは鍵をかけずに外出しており、少女Aさんは脱出を試みた。12時10分ごろ、東京都中野区のJR東中野駅の公衆電話から少女Aさんが自宅にSOSの電話をかける。

少女Aさん 「お母さん」
母親 「えっ?」
少女Aさん 「○○」(自分の名前)
母親 「○○?」(家での呼び名)
少女Aさん 「うん、そう」
母親 「今どこにいるの。周りにだれかいるの」
少女Aさん 「ひとり」
母親 「誰か戻ってくるの?」
少女Aさん 「戻ってこない」

・死にきれず放心状態
母親は警察に連絡するように少女Aさんに伝え、少女Aさんは警察に電話し、無事に保護される。その後、寺内樺風容疑者の行方が分からず、警察が捜査を強化。2016年3月28日、静岡県伊東市で血だらけになって歩いているのを発見され、逮捕された。自殺しようと試みたものの、死にきれず、放心状態で歩いていた模様。

・少女Aさんの両親のコメント
「本日、娘が都内で無事保護されました。本当にすごくホッとしています。今まで、番組やニュース、紙面等で取り上げて頂きまして本当にありがとうございました。今後は、娘との2年間の空白の時間を取り戻すべく、ゆっくりと時間を掛けて娘との時間を過ごしていきたいと思います。娘がいた場所、娘の2年間の状況等については何もまだわかっておりません。今後は、警察の捜査も有りますので、詳しい状況は、警察の捜査の進展を見守りながら皆様にお伝えできることはお伝えしていきたいと考えております。2年間家に戻れないという状況は、15歳の少女にとっては大変な苦痛であったと想像できます。皆様、どうか私たち家族のことをそっと見守って頂けたら幸いです。最後に、自宅への取材は近隣の迷惑となりますのでお控え頂きますようお願い申し上げます。何卒、よろしくお願い致します」

・朝霞市行方不明女子中学生を捜す会のコメント
「捜す会からも重ねて御礼申し上げます。これからの彼女のためにも、憶測や推測の話にならないためにも、今後ともご理解ご協力を頂ければ幸いです。また、大変恐縮ではございますが捜索チラシのご協力にも賛同してくださったみなさまがいらっしゃいましたら、誠にお手数をおかけしますがお外しいただくようご連絡をお願いいたします。宜しくお願いいたします。感謝を込めて。こちらのページも順次閉鎖させていただきます」

・Facebookのページを開設
寺田樺風容疑者はFacebookのページを開設しているが、2013年9月から更新されておらず、誘拐後はいっさい新しい記事を投稿していない。また、寺内樺風容疑者の実家と思われる防犯情報サイトもアクセスできない状態が続いている。

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