【便利】環境の変化を感知してスマホに通知する多目的センサー「Spotter」が便利 / ドアの開閉や赤ちゃんの声も探知
人間以外によってインプットされるデータの時代
Spotterは1個5,000円で買える家庭用のスマートな多目的センサー。クラウドで新しい製品を発明するプラットフォームQuirkyが大手家電のGEとのコラボでリリースした新しいアイテムです。上の写真は大きく見えますが、実際は手のひらサイズ。動きや音、明るさ、気温、そして湿度を計測することができて、変化があるとスマホのアプリにプッシュでメッセージを送ってくれるようになっています。
・使い方はアイディア次第
たとえばドアが開いたら教えてくれるとか、赤ちゃんが泣き出したら教えてくれるとか、洗濯が終わったら教えてくれるとか、アイディア次第でいろんなことに使えるというものです。単3乾電池2個で動作し、マグネットや両面テープでどこにでも貼りつけておくことができます。
・アプリやネットに状況報告
センサーをアプリやインターネットに繋ぐというのが、最近のデジタルガジェットの大きな傾向と言えるかもしれません。活動量計もそうですよね。いろんなセンサーを使って、人間の活動を計測して、その情報をアプリやインターネットに送るデバイスです。で、このSpotterは環境の変化を感知して、その情報をアプリやインターネットに送っているわけです。
・人間以外によってインプットされるデータ
ユーザー・インターフェイスを介して人間がインプットするものだけではなく、センサーというインターフェイスを介して人間以外によってインプットされるデータも、これからはインターネットの上でますます利用されるようになっていくのでしょう。Spotterは、そのもっともシンプルなかたちのひとつと言えます。でもこれ何に使うの? という疑問は当然あるでしょう。冒頭に挙げたもの以外だと、そうですね――
・こんな使い方ができそう
1. 家のドアに付けておくと、外にいても家族が帰ったことを知らせてくれる。それがヘンな時間だと、侵入者の可能性がある。
2. 離れて暮らしている家族の家にいくつか付けておけば、無事が確認できる。
3. 入口のドアをノックしたら、ベッドの中や裏庭にいても知らせてくれる。
・テーブルタップと連動する機能
―などなど。知らせてくれるだけだとたぶんもう一歩なのですが、SpotterにはPivot Power Geniusというスマートなテーブルタップと連動する機能があります。
これも同じくQuirky+GEで開発されたアイテムで、どこにいてもスマホアプリを使って電力をオンオフできる機能があるのですが、それと連動させることでできることが少し広がります。センサーからの情報を受けて、自動でリアクションできるようになるからです。
・こんな使い方ができそう
1. 朝になったら門柱の灯りを消す。
2. 温室が冷え込んできたらヒーターの電源を入れる
3. 留守番している猫が鳴いたら自動餌やり機が餌を出す(大きな声で鳴くようにしつけないとダメですね)
・QuirkyはAPIを公開する意向も
などなど。どれも専用の機能を備えた製品が既にありそうですが、それらを一つのセンサーで汎用的にできてしまうのがSpotterの面白いところでしょう(難しいところでもありますが)。
今後、QuirkyはAPIを公開する意向もあるようです。そうなれば、このセンサーからのインプットを受けて動作するさまざまなスマホアプリやインターネットサービスが生まれる可能性もありそうです。
執筆: Geared(ギアード)
もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz Plus https://buzz-plus.com/article/2016/04/05/quirky-spotter/