【激怒グルメ】いきなりステーキっぽい「アッそうだステーキ」にブチギレ激怒 / パクるなら品質上げないと元祖に失礼
ファストフード感覚でサッと入ってステーキをサクッと食べることができるステーキ専門店「いきなり! ステーキ」は、飛ぶ鳥を落とす勢いで店舗数を増やし、その店舗数に比例するかの如くリピーターを増やし続けている。
・「いきなり! ステーキ」を意識した店
気軽に、好きなとき、お値段以上のステーキが食べられる「いきなり! ステーキ」だが、その業態と店名のニュアンスが酷似した「アッ! そうだステーキ」をご存じだろうか。「はなの華」や「豊丸水産」を運営しているチムニー株式会社が母体のステーキ店で、店名、店頭、店内、メニュー、スタイルなどを見れば「いきなり! ステーキ」を意識した店であることがわかる。
・「いきなり! ステーキ」と同レベルを期待したことが間違い
サクッとステーキが食べられるステーキ店としては「いきなり! ステーキ」の独壇場であり、「競争が始まってこの業界が活性化するかも」と期待を感じ、実際に「アッ! そうだステーキ」で食べてみたのだが、これがもう酷かった。そもそも「いきなり! ステーキ」と同レベルを期待したことが間違いだった。
・美味しければパクリだろうが問題ない
今回注文したのは、USワイルドステーキ(450グラム / 1850円)で、名称も重量も価格も「いきなり! ステーキ」を意識しているのがまるわかり。それでも美味しければいい。美味しければパクリだろうがインスパイアだろうが問題ない。しかしこれ、正直言って美味しくなかった。
・鉄板からのはみ出しは極上のご褒美
テーブルに出されたときは、「おおっ!」と思うほどのインパクトがあった。鉄板に肉が乗りきらず、はみ出た状態で出てきたからだ。肉が食べたい者にとって、鉄板からのはみ出しは極上のご褒美。鉄板の過熱が非常に甘く、すぐにジュージューと音を出さずに終わったが、まあ美味しければ良いと思って食べてみた。
・肉汁が限りなく少ないパサパサな肉
ひどい肉質だった。硬くて、肉の旨みが足りず、瞬時にしてご褒美タイムから拷問タイムに。そして「ハナマサで買った肉を自分で焼いたほうが数百倍マシなのでは」と思った次第。肉質がよろしくないだけでなく、厚みがなく薄いのでステーキを食べている感がない。肉汁が限りなく少ないパサパサな肉。
・アッ! そうだステーキのワイルドステーキレビュー
肉が薄い ×
肉がかたい ×
肉に旨味が足りない ×
肉がパサパサしている ×
ブロッコリーが少ない ×
玉ねぎが甘くておいしい 〇
・「いきなり! ステーキ」が企業努力と秘術で編み出したクオリティ
どうしてこんなに酷いのか。そこで思ったのは「いきなり! ステーキがコスパ良すぎた説」である。今回は「アッ! そうだステーキ」のUSワイルドステーキ(450グラム / 1850円)を食べたが、「いきなり! ステーキ」は同価格のCABワイルドステーキ(450グラム / 1850円)を提供しており、厚く、旨く、ジューシーで毎日食べても飽きないクオリティ。
しかし他店がその値段で、そのクオリティのステーキを出すのは不可能に近いのではないだろうか。「いきなり! ステーキ」が企業努力と秘術で編み出したクオリティを「アッ! そうだステーキ」に求めるのは酷なのではないだろうか。
・接客は普通に良かったので好感触
だがしかし、それならばなおさら「アッ! そうだステーキ」に行く理由がなくなる。せっかく「いきなり! ステーキ」のライバルが生まれたと歓喜したのに、この結果は残念でしかない。パクるなら品質を上げないと元祖に失礼だ。単なるバッシングで終わらせたくないので、3か月後くらいにもう一度「アッ! そうだステーキ」に出向いて、クオリティがどうなっているのか確認してみたいと思う。
ただし、接客は普通に良かった。
もっと詳しく読む: いきなりステーキっぽい「アッそうだステーキ」にブチギレ激怒 / パクるなら品質上げないと元祖に失礼(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2018/12/13/axtsu-souda-steak-news/
<協力>
ミスタークドウ: TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版し、B級グルメ研究家として絶大な支持を得ている。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をしている。