【話題】東京で「動物はごはんじゃないデモ行進」に抵抗して「動物はおかずだデモ行進」開催決定


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動物は食べ物じゃない! という思想のもと、2019年6月1日に東京都で開催される「動物はごはんじゃないデモ行進」(March to Close Down All Slaughterhouses)。アニマルライツセンターが主導して行われるこのデモ行進に対して、別視点から大きな注目が集まっている。

・「動物はおかずだデモ行進」の開催も決定
開催される「動物はごはんじゃないデモ行進」に対抗し、カウンターとして「動物はおかずだデモ行進」の開催も決定。まさに真逆の思想を持つ人たちが衝突する流れとなっているのだ。以下は、「動物はおかずだデモ行進」の主催側による声明文である。

・動物はおかずだデモ声明文
「我々は6月1日、アニマルライツセンターによる「動物はごはんじゃないデモ行進」へのカウンター活動として、「動物はおかずだデモ行進」を敢行する。肉を持参して食いながら「動物はごはんじゃないデモ行進」と同時刻・同ルートで道を歩き、通行人とも肉を分かち合う。「動物はごはんじゃないデモ行進」は、「MARCH TO CLOSE DOWN ALL SLAUGHTERHOUSES」(全ての屠殺場の閉鎖のための行進)という英語タイトルから明らかなように、食用動物の飼育や屠殺の環境向上でなはく食肉産業の撲滅を目的としたものである。食肉文化の全否定であり、食肉産業従事者に対するヘイトスピーチである。我々はヴィーガンという生き方や思想を否定しない。肉を食いたくない者自身が肉を食わないのは自由だ。ヴィーガンが飽くまでも個人的な生き方にとどまり他者に迷惑をかけない限り、どんなに意味不明に思えたとしてもとやかく言う必要はない。ほっとけ。しかし「動物はごはんじゃないデモ行進」は、自らが肉を忌避するだけでは飽き足らず、他者の権利や自由を否定し肉の撲滅を目論んでいる。あい肉、そうは肉問屋がおろさない。肉を食うこと、そして肉を生産することは、人間の尊厳そのものである。そのことを彼ら、そして社会に知らしめようではないか。デモの中止は求めず、妨害もしない。肉を食う自由や肉を食う意思を表明する自由を行使する、平和的な非暴力デモである。そして、このデモはヴィーガンへの憎悪であってはならない。憎むべきは、ヴィーガンという生き方を選んだ人間ではない。他者の権利や自由を踏みにじる行為である。罪を肉んで人を肉まず! けなしてはならない。中指を立ててはならない。けなす口があるなら、肉を頬張れ! 中指ではなくフランクフルトを立てよ! 右の肉を叩かれたら左の肉を出せ! 肉に勝利を!我々は心から、肉を焼く熱と光を願求禮讃するものである」

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・思想としては「従来どおり肉を食っていこう」
「動物はごはんじゃないデモ行進」は、そのデモ名にある通り、動物を食べない流れを作ろうとしている。消費者が肉を食べないようになり、最終的にすべての屠畜場を閉鎖するのが目的だ。それに反発するのが「動物はおかずだデモ行進」ということになり、思想としては「従来どおり肉を食っていこう」という考えだと思われる。

・両者は衝突するのだろうか
どこの店に行っても、なんらかの動物の肉を使用した料理がある昨今。いまや調味料にすら動物成分が含まれているため、日本において動物を食べずに生きるのは、なかなか難しいかもしれないが、はたして、「動物はごはんじゃないデモ行進」と「動物はおかずだデモ行進」は衝突するのだろうか。大きな注目が集まっている。

【続報】
【話題】ハッシュタグ #動物はごはんじゃない をつけて肉画像を投稿する人が続出 / 動物はごはんじゃないデモに抵抗か

もっと詳しく読む: 東京で「動物はごはんじゃないデモ行進」に抵抗して「動物はおかずだデモ行進」開催決定(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2019/05/20/lets-eat-animal-meat-news/

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