【非常事態】東京都医師会が緊急事態宣言を出すと断言 / 新型コロナウイルスに会長「感染爆発(オーバーシュート)可能性出てきた」

新型コロナウイルス


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東京都医師会の会長である尾崎治夫氏が、新型コロナウイルスに関して、2020年4月5日に「医師会独自で緊急事態宣言を明日にでも出すつもり」と発言。明日とはつまり2020年4月6日のこと。その日に緊急事態宣言を出すと断言し、多くの人たちに衝撃が走っている。

・その言葉には重みと信憑性がある

尾崎治夫氏はその人格とカリスマ性で非常に信頼され、尊敬している人が多い人物で、その言葉には重みと信憑性があるとされている。実は尾崎治夫氏はこれが2回目の発言であり、一回目の発言は今回よりも穏やかなものだった。

しかしながら、今回は以前の発言以上に緊迫した、そして切迫した状況であることがわかる内容となっている。以下は、尾崎治夫氏が今回インターネット上で公開したコメントである。

・東京都医師会 会長からのお願い 第2弾(引用)

「もしも6週間みんなで頑張れたら」恐れていたことが、ますます現実に近づいているような気がします。昨日4日には、初めて118名と三桁台に感染者が増えました。今日は、143名で更に増えています。皆さんの自粛行動が緩んだ3連休の数字が見事に出ているような気もします。国は、全国的には…と言って、いまだに緊急事態宣言をしていただけません。東京都医師会としては、医療界としては、これまでになく危機感を強めています。「医師会独自で緊急事態宣言」を明日にでも出すつもりです。そこで改めて、都民(そして東京周辺の県民)の皆様にお願いです。世界中の人々が新型コロナ感染症で苦しんでいます。日本でも多くの人が苦しんでいて、これまでみんなで自粛しながら頑張ってきました。でもなかなか患者さんの数が減ってきません。多分それは日本という国が自由で、それぞれの判断に任されているためだからと思います。そして、いよいよ歯止めが効かなくなって感染爆発(オーバーシュート)の可能性が出てきました。自由は日本のいいところだと思っていますが、このままでは自粛どころではなく、都市閉鎖(ロックダウン)やら、本当に窮屈になってしまうこともないとは言えません。そこで東京都医師会からのお願いです。皆さん想像してみて下さい。『新型コロナウィルス感染症に、もしも今この瞬間から、東京で誰一人も新しく感染しなかったら、2週間後には、ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、その2週間後には、ほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には、街にウィルスを持った患者さんがいなくなります。』だから今から6週間、皆さんが誰からもうつされないように頑張れば、東京は大きく変わります。もちろん、みんなで頑張ってみても、すでに起きているクラスターからは患者さんが出現するでしょうし、外国からだけではなく、東京に持ち込まれてくる可能性はあります。でもそれに対応する方法はあります。だから東京都内で、近くの人や人混みで移されないようにしさえすれば、東京は大きく変わり、窮屈な自粛から解放されることになります。たった6週間です。誰からもうつされないように頑張りましょう。長い文ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。東京都医師会の心からのお願いでした。(引用ここまで)

・新型コロナウイルスによる緊急事態宣言

尾崎治夫氏はコメント内で「東京都医師会の心からのお願い」と表現している事から、コメント内容は東京都医師会の総意と考えても間違いではないだろう。政府または東京都などが緊急事態宣言を出さなかったとしても、東京都医師会としては緊急事態宣言を独自に出すようである。

・緊急事態宣言は避けて通れない道か

東京都医師会が政府の判断を待たずして緊急事態宣言を出すとしている。この判断は、より新型コロナウイルスと闘っている現場に近い医師という立場だからこそ、察知している危機感があるからだと考えられる。国民が、そして世界中の人々が救われるシナリオに緊急事態宣言は避けて通れない道なのかもしれない。

【続報】
東京都医師会が医療的緊急事態宣言を発令 / 緊急記者会見で断言


もっと詳しく読む: 東京都医師会が緊急事態宣言を出すと断言 / 会長「感染爆発(オーバーシュート)の可能性が出てきました」(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/04/06/medical-association-emergency-news/