【問題視】ラーメン二郎の行列に怒りの声 / 2メートルどころか30センチも離れていない客「社会的距離は無視」

新型コロナウイルス


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新型コロナウイルスが蔓延しつつあり、感染者を世界的規模で増やし続けるなか、他人との距離を一定に保つソーシャルディスタンスが重要であるり、守らない人が多すぎることに対して多くの人が警告を発している。新型コロナウイルスは衣類や袋などにも付着し、さらに飛沫や飛沫核からも感染するといわれているのだから当然だ。

・ソーシャルディスタンスを無視

ソーシャルディスタンスは社会的距離とも呼ばれており、2メートル以上距離をおくことを推奨している。他人との距離が縮まれば縮まるほど感染リスクが高まるからだ。そんななか、人気ラーメン店「ラーメン二郎」の行列に並ぶ客たちが、あまりにもソーシャルディスタンスを無視していると物議を醸している。

・行列を作る客と客の距離が問題

ラーメン二郎は非常に人気がある飲食店で、美味しいラーメンを食べようと、多くの客が行列を作っていることでも知られている。外出自粛要請や緊急事態宣言後も多くの客がラーメン二郎に行列を作って話題となっていた。それほどラーメン二郎には人を魅了する美味しさがあるのだろうが、問題は行列ができることというより「行列を作る客と客の距離」だ。ほぼソーシャルディスタンスが守られていないようなのだ。2メートルはおろか、1メートルの間隔をあけている人も少ない。

・30センチも離れていない客もいる

実際にラーメン二郎のの店舗を取材したところ、確かに、ソーシャルディスタンスを守っている客は少なかった。しっかり間隔をあけている客もわずかながらいたが、2メートルの間隔をあけている客はほとんどおらず、なかには30センチも離れていない客もいた。

・社会的距離を守りにくい状況

ソーシャルディスタンスを守るのは難しい環境とも思えた。なぜなら、ソーシャルディスタンスを守ろうと思いつつ行列に並んでも、前方の客と2メートルの間隔をあけられたとしても、背後の客がソーシャルディスタンスを守ろうと思っていない場合、接近されてしまうからである。

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・店が注意喚起しても多くの客が無視

そうなると店側がソーシャルディスタンスを守るように客に対して注意喚起するべきだが、実は一部のラーメン二郎店舗は間隔をあけて並ぶように張り紙をして告知している。しかしそれを守っている客はほとんどおらず、守ろうと思っている客がいたとしても「守らない客」に巻き込まれている状態にもなっている。

しっかりソーシャルディスタンスを守ろうとしている客もいるわけで、そういう人たちは不快に違いない。インターネット上では「この時期に行列ができる店に行くべきではない」という声も出ている。

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・口頭で行列を作っている客に呼びかけ必要

新型コロナウイルスによってヘイトが生まれ、人が人を憎む状態は避けなければならない。しかし、誰が害なのかといえば「ソーシャルディスタンスを守らない客」である。よってラーメン二郎が悪いと言うつもりはないが、客がマナーを守らない以上、店側は張り紙だけでなく口頭で行列を作っている客に呼びかけ、常に注意喚起をし続けることで新型コロナウイルスの感染リスクをかなり減らせるのではないだろうか。

ラーメン二郎の味は唯一無二の絶品グルメだ。今後も美味しいラーメンを健康を保ちつつ食べ続けられるよう、客も店も自分と他人を大切にする行動に出るべきなのではないだろうか。そしてこの問題はラーメン二郎だけの問題ではなく、行列ができる店のすべての店にいえることだ。

ちなみにラーメン二郎目黒店は2020年4月26日から臨時休業となっており、テイクアウトのみを受け付けている。店舗内でラーメンを食べることはできないので、臨時休業中は食べに行くべきではない。

また、テイクアウトは鍋を持参すれば麺だけでなくスープも受け取ることが可能だ。いわゆる自宅でラーメン二郎の味が楽しめる「目黒店の鍋二郎」である。当然ながら、テイクアウトのために行列ができていたとしてもソーシャルディスタンスを守るべきなのは言うまでもない。

【続報】
【衝撃】ラーメン二郎がテイクアウト専門になるも大行列で感染リスク懸念「意味ないじゃん」「見てて怖くなった」

もっと詳しく読む: ラーメン二郎の行列に怒りの声 / 2メートルどころか30センチも離れていない客たち(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/04/26/ramen-jiro-gyoretsu-corona-news/

※ラーメン画像はイメージです

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