【炎上】黒人への偏見アニメを放送したNHKが謝罪 / 黒人は筋肉質で怒りやすく貧乏という印象与える動画「米国大使も不快感」
世界のいま Mr.シップ
NHKが2020年6月7日(日曜日)に放送した番組「これでわかった! 世界のいま」が炎上している。この番組は黒人に対する人権侵害や偏見に関して報じており、そのなかで黒人に対する偏見が含まれたアニメを放送し、多くの人たちが不快感を示しているのである。
・問題視されているアニメーション
問題視されているのは、「これでわかった! 世界のいま」で放送されたアニメーションで、黒人がどれほど不遇な状況下で生活をしているかなどを紹介する内容となっているが、その演出があまりにもナンセンスすぎた。
・NHKに怒りの声
この番組内のアニメには、筋肉質で、怒りっぽく、そして貧困ともとれる黒人男性が現れ、格差社会についてブチギレ激怒するようすが描かれていた。良識ある人にはわかるように、黒人が筋肉質で怒りっぽいなどの印象は完全なる偏見。そんな表現をしたNHKに怒りの声が集まっているのである。
そして、一部の人たちはこの動画をインターネット上で拡散させ、日本における黒人に対する偏見を世界に伝えようとしている。
・海外で物議をかもす
しかもこのアニメーションはNHK「これでわかった! 世界のいま」公式Twitterで配信されており、誰でも見られる状態になっていた。そしてこのアニメ動画、あまりにも酷すぎるため、海外で物議をかもしており、「あまりにも酷い偏見」だと拡散されている状態なのである。
・NHKはツイートを削除するとともに動画も削除
日本における典型的な黒人に対する偏見を世界中に知らせるため、多くの人が動画を拡散している状況である。あまりにも炎上が激化したためか、NHKはツイートを削除するとともに動画も削除。そして謝罪文をPDFファイルで公開している。
ちなみにPDFファイルでの謝罪は謝罪レベルとして「謝罪の拡散を防ぐための手段」ととられることがあるため最低ランクに近い対処法ともいえる。
ツイッターに掲載した動画について、多くのご批判・ご意見をいただいており、動画の掲載を取りやめました。
掲載にあたっての配慮が欠け、不快な思いをされた方にお詫びいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。https://t.co/UbPffgpH0Z— 世界のいま Mr.シップ (@nhk_sekaima) June 9, 2020
不快な思いで済む問題ではない。ジョセフ・M・ヤング駐日米国臨時代理大使からも批判がきている。@NHK は真摯にうけとめよ。https://t.co/MY0vGFc5LB
— こんなげっ歯類のハム🟡🧷 (@RatHamHam) June 9, 2020
ツイートを拝見しましたが、公共放送としての良識に欠ける点が多く、愕然としました。番組の内容や継続の如何について深く検討すべきではないでしょうか。
— 透子 (@tgggbbb5233) June 9, 2020
削除が遅いです。どれほどの批判が来たか受け止めて,検証が終わるまではNHKとしての一切の発信を控えてください。見識が無さ過ぎます。「不快な思い」という主観的なレベルではありません。世界の恥です。
— まゆりんtakada (@lisamayu0317) June 9, 2020
問題は不快に思ったことじゃないです。認識がズレているところです。NHKがこの問題の本質を理解できておらず、そらなる差別を助長する番組作りをしていることが大問題なのです。世界のメディアではどのように社会問題を取り扱っているのか勉強したほうがいいです。
— ママン (@kansaimaman) June 9, 2020
だからさあ、何が問題だと思ってるんですか?快不快の問題とでも思ってるんですか?
— かまへん!かまへん! (@policy22162135) June 9, 2020
問題の認識が浅すぎます。局として経緯を検証し、責任・問題の所在と改善策含め内外に向けて声明を出すべきです。これは単なるアクシデントではないと感じている視聴者は多いと思います。
— カウボーイ野郎 (@lonesome_86) June 9, 2020
不快に思わせたから謝るのはおかしいです。
制作側の人権意識の欠如を謝ってください。
そして正しく監督されたアニメーションを作り放送してください。— おたき🖤🤎🏳️🌈 (@Poralis_618) June 9, 2020
・誹謗中傷や偏見や侮蔑や蔑視から守られるべき
黒人だけでなく、世に中に住む人それぞれが誹謗中傷や偏見や侮蔑や蔑視から守られるべきであり、なにより誹謗中傷や偏見や侮蔑や蔑視という言葉が存在しない世の中を目指さなくてはならない。そう考えれば、いまの世の中が不健全な状態であるともいえる。
・NHKは剣禅の見本となる存在であるべき
NHKは日本の公共放送であり、どのメディアよりも深く人権を尊重した放送を心がけ、見本となる存在であるべきなのだが、どうしてこのようなアニメーションを放送し、ツイートしてしまったのか、多くの人たちが怒りを隠せずにいる。在日米国大使のさんは以下のようにコメントしていた。
・ジョセフMヤング駐日米国臨時代理大使のコメント
「アメリカの複雑な人種問題に対処しようとするNHKの意図は理解しているが、このビデオにもっと考えや配慮が欠けていたのは残念だ。使われている風刺画は不快で無神経です」
While we understand @NHK's intent to address complex racial issues in the United States, it's unfortunate that more thought and care didn't go into this video. The caricatures used are offensive and insensitive.
— ジョセフ・M・ヤング 駐日米国臨時代理大使 (@USAmbJapan) June 9, 2020
もっと詳しく読む: 【炎上】黒人への偏見動画を放送しNHKが謝罪 / 黒人は筋肉質で怒りやすく貧乏という印象与える「米国大使も不快感」(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/06/09/nhk-anime-fukaikan-news/