【衝撃】レッツエンジョイ東京の取材にカフェが不快感 / 飲まず食わず払わず大炎上「やみつきになる逸品」と紹介
眞踏珈琲店
レッツエンジョイ東京は有意義な美味しい飲食店情報が多数掲載されているメディアとして人気を博しているが、そんなレッツエンジョイ東京が大炎上している。飲食店を取材した際、料理を食べず、飲み物も飲まず、しかも支払をしなかったというのだ。さらに食べていないのに「やみつきになる逸品」と商品紹介しており、大炎上している。
・飲まず食わず払わず
問題視されているのは、東京都のカフェ「眞踏珈琲店」(東京都千代田区神田小川町3-1-7)を取材したレッツエンジョイ東京とその記者。眞踏珈琲店は取材を受け、コーヒーとスイーツを出したそうだ。しかしコーヒーを飲まず、スイーツも食べず、支払いもせずに帰っていったという。
・食べもしないで読者にオススメ
さらに問題視されているのは、レッツエンジョイ東京の記者は食べずに「イチオシ」「ヨーグルトの程よい酸味がやみつきになる逸品」と記事に書いており、食べもしないで読者にオススメしている点だ。今回の件に関して眞踏珈琲店の公式Twitterは以下のようにコメントしている。
・Twitterコメント
「そういえばレッツエンジョイ東京様に掲載していただきましたが、取材の方は珈琲も飲まず、ケーキも食べず、お支払いもせずという最大コンボを決めてお帰りになりました。「ヨーグルトの程よい酸味がやみつきになる」とは」
神保町の「眞踏珈琲店」は、コーヒー片手に好きな本を読むことができるブックカフェ☕https://t.co/mAYStUUs62
4,000冊超えの蔵書はまるで図書館みたい!
お気に入りの本を読みながら、自家焙煎コーヒーと手作りケーキ…すてきな休日が過ごせそう(●´ڡ`●) pic.twitter.com/3PNvCzMLGy
— レッツエンジョイ東京 (@enjoy_tokyo) November 13, 2020
(そういえばレッツエンジョイ東京様に掲載していただきましたが、取材の方は珈琲も飲まず、ケーキも食べず、お支払いもせずという最大コンボを決めてお帰りになりました。「ヨーグルトの程よい酸味がやみつきになる」とは) https://t.co/aAUBwhKPCV
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) November 13, 2020
食べないのに味分かるとかすげぇ便利な才能😄。江戸時代なら毒味係として重宝されそう🙃https://t.co/Dp65HBVUVQ
— チーナちゃん (@cheena_chan) November 13, 2020
素敵な休日を過ごす前に会計ちゃんと払えよ
— Tomonaga (@Atkins_frvr) November 13, 2020
レッツエンジョイ東京さんは、
ライター兼カメラマンさんの経費をきちんと出してあげていますか?小さな会社でも撮影に使った飲食物の代金は経費として支給しています。— yusachi (@Df1970Mizue) November 14, 2020
妄想で記事を書くとは、他の記事も信憑性に疑いが出てきますね。メディアとして致命的だと思います。
— にあ@槍鯖 (@nia_logs) November 14, 2020
最低限食べて飲んでから書いてください。
こんなんじゃ記事で美味しい!って書いてあってもほんとに〜?って信頼できません。記事を読んで美味しいんだ、今度行ってみようとか考えるのに、実は食べてないなんてそれもう詐欺だとおもいますし雑誌や記者の存在する意味とは?すら考えちゃいます。
— 風見猫 (@kazamineko) November 14, 2020
御社の記事はもう信用できません。
— 卯月ユウ_ぬこ様と生きる (@uduki_yu) November 14, 2020
というか食べてもないのに味の感想が書いてあるのって、嘘ついてるってことですよね。
メディアとしてお終いなことだと思いますが。— Tomonaga (@Atkins_frvr) November 13, 2020
先日、Togetter様から眞踏珈琲店のことをこれから作る本に載せたいとのご連絡があり、快く取材をお受けいたしました。取材自体は終始和やかで、本の出来上がりが楽しみでした。しかし、それから特に連絡があるわけでもなく、販売二日前の昨日になって公式のツイートで出来上がりを知りました。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
「どうなっているのですか。校正の依頼もないですが」と連絡をいれたところ「ご説明していませんでしたが弊社は校正の依頼を広告以外ではしません」とのこと。そんなことは聞いておりませんし、間違いや問題があったら困るのでデータを送っていただくと、やはりそこにはいくつかの問題がございました。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
ただ本は既に出来上がっておりますし、販売する場所にも送られているとのこと。代表の方とも話し合い、販売中止はあまりにも代償が大きいので、もう一度校正し直し、ページごと差し替えをすることで合意しました。夜中までお互いにやり取りを繰り返しなんとか作り上げ、事なきを得ました。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
Togetter様のその後の対応には非常に満足しております。夜遅くまで対応もしていただき、恐らく差し替え作業も大変なものであると思われます。
ただ、メディア全ての方々に思うところがございます。基本的にはwin-winの関係性を築ければ、お互い気持ちよく仕事ができるはずなのに、うまくゆかない。— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
1. まず第一に、仕事の基本事項ですが、時間を守りましょう。私が取材を受けるとき、開店時間の2時間前に来て用意をしております。半数近くのライター様が時間に遅れてやってまいります。インフォーマントの時間を使っていることを忘れず、まずは遅れない、最低でも連絡をすることを心掛けましょう。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
2. 連絡をしましょう。「連絡します」と言って連絡をしない方々が多過ぎます。某日本テレビなど「必ず二日以内に連絡いたします」と仰ってから1年半が過ぎました。「連絡できない」も連絡です。遅れる場合、連絡できない場合、報告しなくてはいけないことがある場合、すぐに連絡しましょう。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
3. ある程度の下調べをしてからきましょう。限られた時間と費用で取材を行っているのも承知しておりますが、更に限られた取材時間を、ホームページなどに書いてあることに費やすのは愚かで、大変失礼です。立花隆氏は取材の心構えとして「ひと山読む」と仰っておられました。下調べはとても重要です。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
4. 上から目線をやめましょう。基本的にインフォーマントには何の益もありません。「広告にもなりますよ」と言う方もいらっしゃいますが、愚かな考えは棄てましょう。勿論、雑誌に載せていただくのは嬉しいことですが、特段広告になるなんて考えておりません。何かを書いて益になるのは、あなたです。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
5. 校正の依頼はしましょう。今回のことも校正を依頼していれば防げたこと。「好きに書かせてもらう」は、非常に高慢な考えです。Monocleという雑誌は「校正はさせない。アメリカ大統領にもガリアーノにも了承してもらっている」と言ってきましたが、彼らが了承したことと私は何の関係性もありません。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
6. エビデンスをとりましょう。校正の依頼がくると、多くの情報が間違っております。酷いものだと豆の名前や、営業時間。せっかく良い時代に生まれたのです。インターネットを巡れば容易に辿り着ける情報です。プロであるならばインフォーマント側に記事の間違い探しをさせるのは極力避けるべきです。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
フィールドワーカーの心構えのひとつにこのようなものがあります。「取材を行うとき、過去、未来、全ての研究者を背負っていると思え」と。私の失敗ひとつが、過去の偉大な研究者、これからの研究者たちの評判を損ねることになる。そして、そのフィールドに二度と研究者が入れなくなるということです。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
メディアの皆様。あなた方の行動は全て、これからのメディアで働く方々やライターの皆様にも影響を与えます。そのことをゆめゆめ忘れずに行動してください。皆様が礼儀を重んじて接する、我々も礼を以て対応する。そうして、双方で良いものが作り、良い関係が築けるのです。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
長々と失礼いたしました。もう一度言いたいことは、今回のTogetter様のその後の対応には満足していること。メディアに掲載していただくことは私も嬉しいこと。ただ、お互いに礼儀は守りましょう。それだけでございます。これからも皆様よろしくお願い申し上げます。
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) April 20, 2018
・エスパーともいえるグルメ能力
眞踏珈琲店のコメントが事実ならば、記者は食べずに「ヨーグルトの程よい酸味がやみつきになる逸品」と感想を書いているわけで、食べずに美味しさを表現していることになり、エスパーともいえるグルメ能力。もし記者が言い訳をするならば、嘘であることがバレバレともいえるが「以前に食べたことがあるので味を知っていた」と言うしかない。
・食べずに「美味しい」「まったり感が良い」
かつて、同様の問題がグルメメディアでは多数発生していた。食べずに「美味しい」「まったり感が良い」「喉ごしが良い」などの感想を書くライターが多発したのである。それゆえ、食べていない料理に関しては「~との感想が多いです」「~みたいです」「~と人気です」などと逃げの言葉にするよう指示されているメディアも多い。
以前利用させていただきましたが、とても素敵なお店なのでこういうことがあるのは残念ですね…。個人的に隠し扉みたいなお手洗いがめちゃくちゃテンション上がりました!あれ最高です!
— ぱいぱい垂れ美 (@gomashiodayo) November 14, 2020
美味しそうですね
今度食べに行きます
お金ももちろん払います
嫌な思いしてしまいましたね💦— ねこちゃん (@_necodo) November 13, 2020
あらまぁ!
ではコロナ落ち着いたら観光途中でお邪魔しますねー
すごく美味しそう🍰
珈琲も大好き☕️— ぺちょん (@kinakocim) November 14, 2020
初めてリプさせて頂きます。いつも楽しく拝見しております。
取材担当者は…水でも飲みにきたのかと素で思ってしまいました。それでもきちんと対応されていて素晴らしいと思います。— 蓮@終焉の躑躅 (@ZeronLoveLess) November 13, 2020
多くの人たちが非常識な取材に対して不快感を示したり、ブチギレ激怒している。この件に関してグルメ系の取材が多いクドウ氏は以下のように語る。
・コメント
「いまだに食べずに味の感想を書くライターがいることが恐ろしい。無銭飲食の件も非常識極まりない。飲食店のご厚意で「タダでいいですよ」と言ってくださることもありますが、ウマイ店ほど正直に書きたいし、知り合いの店でも提灯記事にしたくないのでしっかり払って帰ることもあるくらいです。嘘の味情報は読みたくないでしょう。いまどき、ブロガーやユーチューバーのほうが信頼ある情報書いてますよ。バイアスかかったライターの記事なんてゴミ情報です」
どうであれ、食べずに美味しさの感想を書いたり、店の同意なく料金を支払わずに帰るような悪行は決して許されるものではない。グルメメディアやグルメ番組の横柄で傲慢で上から目線な体質は帰るべきなのは言うまでもない。
もっと詳しく読む: レッツエンジョイ東京の取材うけたカフェが不快感 / 食べず払わず大炎上「やみつきになる逸品」と紹介(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/11/14/very-common-sense-cafe-news/
※冒頭画像はイメージです
<コメント協力>
クドウ: ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家で「月曜から夜ふかし」などにも出演。イタリアをめぐりピザを食べる旅をするほどピザマニアでもある。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニアで、知られざる秘境でドローンカメラマンもしている秘境グルメマニアでもある。