【海外】これが世界第一位の裕福な国? 悲惨すぎるアメリカの現実の写真あれこれ

アメリカンドリームとは一体…


americandream01

太平洋を渡ればそこは「夢の国・アメリカ」。全世界の移民を受け入れ、世界第一位の裕福な国として久しく、アメリカンドリームを夢見て渡米し、成功している人々のかたわらでメディアに映し出されない人々。これが本当にアメリカか?と疑うような現実を切り取った写真の数々をお届けしよう。

・私は「都市型キャンピングカー」

ショッピングプラザの隣の森のテントに住んでいるテリー・フィッツパトリック。彼はホームレスではなく、自分自身を「都市キャンピングカー。この状況は一時的なもの」だととらえ、他のホームレスの人々から距離をとり、アルコールを避け、彼の平和を維持している。母親が亡くなったが、なんとか前進するべく人生を整えようとしている途中である。

amricandream02

・エビ漁のボートに住む一家

ルイジアナ州で長年の漁師をしてきたダーラとトッド・ルークスは、2010年メキシコ湾原油流出事故により、家賃を払い続けることが不確かだったため、40平方フィート(約3.7㎡)のボートに移り住んだ。事故前は、健康的な食と良い生活を送れていたが、いまは新鮮なシーフードは缶詰に取って代わられ、筋肉のけいれん、皮膚の疾患、記憶喪失まで、多くの健康問題が多発。子供たちが遊んでいた水たまりでさえ、恐怖を感じている。 「フードスタンプで生活したくはありません。ただ昔のように漁をしたいだけなのです。」

americandream03

・橋の下、麻薬や身売り

ジョージア州アセンズのノースアベニュー橋の下に、他のホームレスの人々と住んでいるルビー・アン・スミス。  身売りなどで麻薬中毒である彼女は殴打され、銃で撃たれ、暴行を受けた過去を振り返り、半分は笑い、半分泣くような様子で言います。 「私はとても幸運で、まだ生きています。私は今までに10回は死んでいたはずだから。」

americandream04

・農業で生活するも、無料の食事を受け取る必要

エリック・ラミレスは、2人の兄弟と祖父母と共にカリフォルニア州ファイアボーにある移民労働者用のトレーラーパークに住んでいる。米国国勢調査によると、ファイアボー・フレズノ郡の子供たちの36%は貧しく、43%は貧困線以下で生活しているという。

この地域は国内で最も肥沃な地域の1つで、ラミレス家は果物や野菜を収穫を生業としているにもかかわらず、無料の食事を受け取るため、エリックは祖母と一緒に3.2km以上歩いてコミュニティセンターに行く必要がある。

americandream05

・軍隊に参加しようとする母

失業中のシングルマザーであるラワンダリアリーと息子のレジナルドは、低所得世帯向けの大規模な団地に住んでいる。 たとえ戦争地帯に入って息子から離れるとしても、利益を得て、息子に経済的安定あたえられるのならば軍隊に加わろうと計画している。

americandream06

・街頭さえも不足するダークサイド

ユーサン・イエ口ー・イアリングの住むサウスダコタ州・イーグルビュートは、最も貧しい地域の1つ。 街灯の不足、喧嘩、路上の酔っぱらい、家庭内暴力…そこに住む子供たちはそれを「ダークサイド」と呼んでいる。

americandream07

・”Catch 22”という現実、一度落ちたら這い上がるのは至難の業

英語で”Catch 22”という言い方がある。「どうあがいても身動きの取れない(状況)」を指すジレンマという意味のスラングである。「あなたが仕事をしているなら、あなたは利益を失い、 福祉で生活しているなら、アメリカ社会のシステムの犠牲者になる。」

度を越えた資本主義であるアメリカでは、病気や事故などの不運に見舞われ、一度困難な状況に陥ってしまえば、そこから脱することは奇跡に近い。これが「アメリカンドリーム」の成れの果てなのか? 寒気のするような現実であり、バイデン大統領のこれからの政策に期待するほかない。

参照:https://www.boredpanda.com/social-issues-photography-project-people-poverty-usa-joakim-eskildesen/

もっと詳しく読む: これが世界第一位の裕福な国? 悲惨すぎるアメリカの現実の写真あれこれ(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/12/01/american_reality/