皆さんは、賃貸物件を探す際、どのようなデータを参考にし、重要視しますか? スマホやパソコンで探すと、とりあえずは間取りと写真で印象を判断。あとはどんな設備で、どんな地域にあるかなど、参考にするデータは盛りだくさん。
ハウスコムが部屋選びに関する調査を実施
ハウスコムが2023年度の「部屋選びに関する調査」をしたところ、なななんと、Z世代の人たちは2人に1人が部屋選びで動画を参考にするそうです。言われてみれば、動画が埋め込まれている賃貸物件サイトがありますよね。
ちなみにZ世代とは「1990年代中頃から2000年代終盤までに生まれた世代」とのこと。
動画は写真よりも情報量が多い!?
調査では、Z世代にとって賃貸物件に関する動画情報は重要なポイントのようです。動画を視聴したあと、不動産会社に実際に相談したケースは4割以上とのこと。
そこまで動画から得られる情報に信頼を置いてるのですね! 考えてみれば写真よりも情報量が多いだけでなく、空間や距離の把握もしやすそう。
動画から得られる「駅からの道のりのようす」も嬉しい情報
もうひとつ驚きなのが、動画は賃貸物件の動画だけでなく、「駅からの道のりの様子」も嬉しい情報として参考にされているという点。なるほど、最寄駅から賃貸物件までのルートを実際に歩いて撮り、それをサイトに掲載しているわけですね。
これは嬉しい! 距離感だけでなく、リアルな街での生活もイメージできます。
動画を参考にするほど部屋にこだわりがある?
ちなみに、物件動画を観た人は部屋に対するこだわりが強い傾向にあるとのこと。家賃が平均して7450円も高かったのだとか。より良い部屋に住みたい人は、じっくりと部屋を吟味するためリアルな情報を知りたい。
そう考えれば、動画があるのは付加情報として嬉しいこと。必然的に、動画を参考にするほどこだわりがある人が、より良い生活を求めて契約に至るのかもしれません。
SNSから賃貸物件情報を得ている人が合計16%
そもそも、Z世代は全世代の平均と比べて、SNSから情報を得ようとしている人が多いのかもしれません。事実、ハウスコムの調査結果では、YouTube、Twitter、Instagram、そしてTikTokで賃貸物件の情報を得ている人が合計16%もいました。
ダントツ1位は物件検索ウェブサイトで60.5%でしたが、SNS、特に動画から得られる情報を参考にしているZ世代は少なくないことが分かります。物件検索ウェブサイトで得られるメイン情報をベースに、動画で情報をフォローしていく。そんな使い方をしている人が多いのかもしれません。
情報は多いほうが良いのは当然
部屋選び、Z世代は動画の情報を重要視している人が多いようですが、皆さんはどのようなポイントを参考にし、重要視しているでしょうか。「今まで動画はあまり参考にしてなかったな」という人もいるかもしれませんが、情報は多いほうが良いのは当然。今後は部屋選びで動画を参考にしてみるのはアリかもしれませんね。
部屋の動画、駅からの動画、周辺地域の動画、3Dで観られる動画、さまざまな賃貸物件の動画がインターネット上にはあります。エンターテインメントのコンテンツとして観るのも楽しそうですし、観ているだけで引越ししたくなるかもしれませんね。
※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』より
※記事内データ・グラフ画像はハウスコム株式会社のプレスリリースより