くら寿司が期間限定で提供する新たな握り寿司「とろにしん」が実に芸術的かつ絶品なので、皆さんにお伝えしたい。これは2024年7月5日から数量限定で販売される寿司で、なくなり次第販売をやめるという。寿司ネタである鰊(にしん)には奥深くまで切りめが入れられており、ビジュアル的にも芸術的。
くら寿司の「とろにしん」は大判で厚切り
鰊の極厚っぷりから、くら寿司の本気度と太っ腹なポリシーを強く感じられる。大判で厚切りという時点で、食べ応えと旨味の埋蔵量の期待が高まる。事実、箸でつまんでみると、ズッシリとしてた重さが伝わってくる。これは贅沢だ。
シャリにネタが乗っているというより「シャリにネタが覆いかぶさっている」と表現したほうが適切かもしれない。もう一度言うが、贅沢だ。
実に心地よい鰊の旨味とまろやかな酸味
くら寿司にお願いをして、発売前ではあるが、実際に試食させてもらったのだが、酢締めされているので、キュンと引き締まる爽やかな酸味が伝わってくる。その酸味に鋭さは皆無で、実に心地よい鰊の旨味とまろやかな酸味が続く。
素晴らしいシンクロ率のバランス
くら寿司によると、この「とろにしん」は北海道産とのこと。その時点で心が躍る。爽やかさを生む酢だが、仕込み時に酢の濃度と漬け込み時間を徹底的に調整したらしい。そのおかけで、旨味、酸味、脂の甘味が心地よいのか。素晴らしいシンクロ率のバランスといえよう。
客のことしか考えていない価格
大きい寿司ネタで食べ応えがあり、さらに仕込みも徹底しているにもかかわらず、2貫で115円という激安っぷり。奉仕の価格としか思えない、客のことしか考えていない価格といえよう。200円、400円、いや600円、いや、それ以上の価値さえある。
激安価格で値段以上の寿司を食べさせてくれるくら寿司には、感謝しかないのであった。