スパゲッティって不思議。シェフが徹底的に「こだわり」詰め込んだ、いわゆるリッチ系のスパゲッティに満足しつつも、作り置きの再加熱だからこそおいしいB級グルメなスパゲティも負けないくらい魅力的だし、なんなら、家で適当に茹でて醤油とかケチャップをぶっかけただけのスパゲッティもご馳走だったりする。
くら寿司でスパゲッティが食べられたとしても不思議なことではないんだ
スパゲッティほどレンジが広くてポテンシャルがある穀物由来のコナモンって、ほかにないかもしれないよね。あるか、あるな、うどんとか。うどんとかそうだ。あったわ。解散!
まあ、スパゲッティをそういう視点で見ることができれば、回転寿司屋の「くら寿司」でスパゲッティが食べられたとしても不思議なことではないんだ。そして、くら寿司のスパゲッティが、うまかったんだ。心から。
くら寿司のスパゲッティは間違いなくご馳走
トリュフの薫りが優しく広がるソース。そして、食べると上品でフワッと柔らかく広がるモッチリとしたスパゲッティは、食べていて「このスパゲティうンまいなァ!」って気持ちになった。いや、スパゲッティを食べているんだから、そう思うのは普通だと思うかもしれないけど、そういうことじゃあないかも。
同列になったの。リッチなレストランの感動スパゲッティ、B級グルメの感動スパゲッティ、家庭の感動スパゲッティ、それと同列になったの。くら寿司のスパゲッティは間違いなくご馳走なのよ。感動スパゲッティ的シチュエーションの仲間入り。
くら寿司でパスタを食べると、いろいろと思考が巡る、流れる、回る。時代はもう2025年。あと75年で22世紀。そろそろ概念変えないといけないと、脳が回転して思考を巡らし着地点を探す。
くら寿司は寿司以外を食べて感動しても良いところ、おいしいスパゲッティを食べに行ってもよい場所なんだ。会釈。