ミツカン〆鍋リニューアル記念「開発者と鍋を囲みながら開発秘話を聞く会」開催 / ミツカン社員が愛妻から「愚痴」禁止

ミツカンの東京ヘッドオフィスにて「開発者と鍋を囲みながら開発秘話を聞く会」が開催された。ミツカンの鍋商品といえば「〆鍋」シリーズが有名。鍋つゆ市場において売上ナンバーワンの商品なのだが、今回、大型リニューアルをしたという。

いつも通りおいしいなと思われながらも変えていく

ミツカンの山中さん。リニューアルをする際に大切にしていることがあるそうだ。それは「いつも通りおいしいなと思われながらも変えていく」こと。それ、老舗の伝統ある飲食店の店主も言ってた言葉。やはりそれ、味を追求するプロとして重要な要素なのだろう。

そんな山中さんが愛妻から禁止されていることがあるそうだ。お小遣いの無駄遣い禁止? 食べすぎ禁止? 飲みすぎ禁止? 山中さん、愛妻から「愚痴」を禁止されているのだとか。

これ、グルメに関係ある話なのか? かなり関係がある。超ある。消費者の立場からしても地味に嬉しい。ネガティブな思考ではなく、ポジティブ思考な人が開発したフードというだけで「良いもの食べている感」がある。最重要ポイントである。









子どもも楽しめるキムチ鍋を目指した

この会では、特別ゲストとしてミツカンファン代表として、落語家の桂宮治さんが登場! さらに続々とミツカン社員も登場し、さまざまな裏エピソードを語った。商商品リニューアル、けっこう頑張ったようで「1日100舐め」を実践してテイストをチェックし、ついにリニューアルを成功させたそうだ。

1日100舐め、あまりにもプロすぎる探求心! 追求心! 100舐めしたかどうかチェックできるアプリを開発して良いレベル。可能なら200舐め、300舐めを目指したい。ちなみに、ミツカンの中の人、ミツカンにある原料は、ほぼすべて舐めたという。ありえる、1000舐めも!

キムチ鍋においては、子どもも楽しめるキムチ鍋を目指したという。大人も楽しめて、子どもも楽しめる、丁度良いテイストに仕上がったということか。

エゴサして評判をチェックしてしまう

開発陣は看板商品をどうしてもエゴサして評判をチェックしてしまうとのこと。その際、インターネット上で「おいしい」「ありがとう」味を高評価してくれる人がいると嬉しい気持ちになるようだ。

これ、我々消費者もしっかり受け止めたい事実。自分が何気なく書いた「うますぎ! もっとおかわりクレメンス」などの感想を読んでくれている、ミツカンの中の人が!


食材の種類が少なくてもおいしく食べられる鍋つゆは激しく嬉しい

また、少ない具材でもおいしく食べられることも重要視してリニューアルしたという。鍋はスープだけでなく含めた具材の旨味と薫りが相まっておいしい鍋に仕上がる。

しかし、食材の種類が少ないシチュエーションで鍋を作ることもある。そう考えれば、食材の種類が少なくてもおいしく食べられる鍋つゆは激しく嬉しい。

ニンニクとオリーブオイルをプラスするだけでボンゴレ風

この会では、〆鍋シリーズ「ほたてと蛤の貝だし鍋つゆ」を使用した、新たなおいしさが楽しめるレシピも教えてもらえた。牛乳をプラスすると、クラムチャウダー風になりおいしいとのこと。

さらに、ニンニクとオリーブオイルをプラスするだけでボンゴレ風に仕上がるそうだ。そのおいしさ、飲食店で出てきても良いレベルだったという。つまり、飲食店が「ほたてと蛤の貝だし鍋つゆ」を使用してもおかしくないということに。これは食べてみたい。

日々どんどん気温が下がり、よりいっそう鍋がおいしくなる季節。家庭で、ひとりだも、友だちとでも、家族とでも、鍋を楽しんでいきたい。楽しみたい。楽しもう。

記事: コンビニエンスストア&グルメ情報ニュースサイト「コンビニ通信」

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