家電量販店に冷蔵庫を見に行っただけなのに、気がつけばキッチンやお風呂のリフォームまで話が進んでいる。そんな体験が、これからはわりと“正解ルート”になるのかもしれない。家電量販店のエディオンが12月17日から始めた期間限定の新サービス「お家まるごと応援割プラス」は、家電とリフォーム製品を同時に買うと割引される、生活のアップデートが同時進行可能となるサービスだ。
「ついで割」という、わりと現実的な発想
このサービスは、家電1点とリフォーム1点以上を同時に購入すると、それぞれに割引が適用される仕組みだ。冷蔵庫やドラム式洗濯機に、キッチンやトイレ、エコキュートなどを組み合わせると、1商品あたり最大5万円の割引もある。家電の買い替えと住まいの不満が同じタイミングで発生する…そんな“あるある”を、そのまま制度にした印象がある。
家電量販店が、リフォームの相談先になる理由
エディオンの調査では、リフォームの依頼先として家電量販店が第3位に入ったという。理由は「近くて相談しやすい」「費用がわかりやすい」「なんとなく信頼できる」から。同社は「家電とリフォームのエディオン」を掲げ、家電と住まいをまとめて考える路線を本気で進めている。家電売り場が、暮らし全体の相談窓口になる日も近いのかもしれない。
