動画ディレクターが選定&予想! 2014年にヒットした動画&2015年にヒットしそうな動画


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2014年は、バイラルメディアなどの台頭もあり、SNS上でこれまでにないほど多くの動画がシェアされるようになりました。年末年始ということで、日本で2014年にヒットした4つの動画を振り返りながら、2015年にヒットしそうな動画のトレンドを予測したいと思います。

1. Happy from Harajuku Tokyo

ファレル・ウィリアムスの楽曲『Happy』にあわせて楽しく踊る、というフォーマットで、ご当地紹介ムービーが世界中で公開され話題になりました。『Happy』というメジャーな音楽を横串にして、さまざまな都市で自発的に独自のバージョンの動画がアップされる動きは、2013年にムーブメントになったAKB48の『恋チュン』ムーブメントにとても似ています。東京・原宿で撮影されたこの動画は124万回再生を記録(2014年12月時点、以後同様)。

2. アナと雪の女王『Let it go』でレッスン☆

2014年、YouTubeの強烈なプロモーションによって、一気に全国区になったYouTuber(ユーチューバー)というワード。中でも、Chikaさん(通称:バイリンガール)は、恵まれた容姿と流暢な英語力、時事ネタにうまくのっかった英会話動画で多くのファンを獲得しています。話題のLet it go~♪にあわせて公開されたレッスン動画は、83万回再生を記録。

3. OK Go – I Won’t Let You Down

趣向を凝らしたミュージック・ビデオで話題になることが多いOK Goですが、『I Won’t Let You Down』は、日本のクリエイターによって制作され、日本で収録された“驚きのワンカット撮影”作品です。メンバーが大勢の女子高生ダンサーとともに、傘を使ってグラフィカルに動く様子は圧巻。再生回数も1,638万回と桁違い。Perfumeのカメオ出演も、ネット上で盛り上がりを見せました。

4. MOM’S 1ST BIRTHDAY ママも1歳、おめでとう

近年、企業のプロモーションにおいても、動画活用が進められています。中でも、フラッシュモブやドッキリのような手法はシェアされやすく、特にアメリカでは多くの企業がそのタイプの動画を公開しています。日本では、パンパースが制作した、ママとして1年経った(1歳になった)お祝いを、パパが内緒で準備する……という動画が話題に。「感動した!」と多くのシェアが起こり、392万回再生を記録しました。

・2015年はデバイスの進化で動画がさらに多彩に
2014年は、アーティストMV、企業プロモーション、Youtuberと、多方面からヒット動画が生み出されました。2015年は、デバイスの進化もともなって、その流れがさらに加速すると考えられます。スマホやウェアラブルカメラ、カメラ搭載ドローンなどの新しい動画撮影デバイスが普及し、より一般人の表現の場として動画が活用されるようになるでしょう。その中から、新しいタイプのヒット動画も生まれてくるはずです。下記に、2015年に流行りそうなものを予想してみました。

1. 『Inside Out』の手法のパロディ動画

2015年に公開予定のディズニーの新作アニメ『Inside Out』は、『アナ雪』とは一転、現実の世界の家族劇。パパ、ママ、女の子それぞれの頭の中が実況中継されるという斬新なアニメです。この手法を使ったパロディ的な動画が流行るかも?

2. バトン形式の動画
2014年に、賛否両論を巻き起こし話題になった“アイスバケツチャレンジ”。指名制で氷水をかぶっていく手法は選民的と揶揄されましたが、テレホンショッキングのようなかたちでSNSを利用して、かんたんに撮影できる動画をシェアしていくという手法は、ひとつのフォーマットとして今後もヒットを生み出すのではと思われます。

3. 360度全方位パノラマ動画
360度撮影できるカメラによって、新しい動画表現が生まれてきています。例えば、360度の全方位パノラマ動画を使って、VR技術であたかもその場にいるような体験ができるアプリのリリースがスタートされるなど、目が離せない状況です。2015年は、アーティストのプロモーションなどで、全方位パノラマ動画の活用が加速するのではないでしょうか。

・動画は観るものから撮るものへ
スマホをはじめとする動画撮影機器の普及で、動画は観るだけのものから撮るものに変わってきています。2015年は、「スマホで使うのはカメラ機能ばかりで動画機能に触ったことがない……」という人は、少数派になるかもしれません。みなさんも2015年は、オリジナル動画でヒットを狙ってみませんか?

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執筆: 家子史穂

家子史穂
自由大学「伝わる動画学」教授。「東洋経済オンライン」などニュースサイトの動画コンテンツ立ち上げに参画し、動画ディレクターとしてネット動画の連載を手がける他、企業とコラボレーションした動画プロジェクトも展開中。

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