東京都をメインとした大都市と近隣都府県で、感染症対策のための特別措置法に基づく緊急事態宣言が出され、2021年4月下旬からアルコールを出すことが出来なくなっているが、あまりにも衝撃的な情報が入ってきた。築地から魚市場が移転したことで知られている豊洲市場が、事実上の治外法権であり、アルコールを出すことができる状態だというのだ。
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・豊洲市場内の飲食店はアルコールが解禁
2021年4月27日に豊洲市場の人気寿司店「寿司大」は公式Twitterにて「明日から豊洲市場内の飲食店はアルコールが解禁」とコメントし、今まで通り、アルコールを提供し、飲酒できることを告知している。以下は、寿司大のTwitterコメントである。
・寿司大のTwitterコメント
「今日も無事に営業終了しました! 明日から豊洲市場内の飲食店はアルコールが解禁になりました。給付金が一切出ないための処置だそうです 平日はどの時間帯もほとんど待ち時間は無いので、アルコール好きなお客様、そうでないお客様、どうぞ宜しくお願い致します! おつまみもいっぱいご用意しております」
今日も無事に営業終了しました❗️
明日から豊洲市場内の飲食店はアルコールが解禁になりました。給付金が一切出ないための処置だそうです
平日はどの時間帯もほとんど待ち時間は無いので、アルコール好きなお客様、そうでないお客様、どうぞ宜しくお願い致します❗️おつまみもいっぱいご用意しております— 寿司大 (@sushidai_toyosu) April 27, 2021
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これは完全に今回の「アルコール提供を自粛させる」という要請における制度設計の欠陥。前回までの時短要請では、市場内にある飲食店は夜営業をほぼしないので表面化しなかった。「市場内にある飲食店は、市場業者を対象にしているので休業要請も協力金も対象外」という建前と実態は乖離している。→
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 28, 2021
なお、豊洲市場内の飲食店が緊急事態宣言中にアルコール提供を続けたとしても、そもそも休業要請の対象外なので、東京都は何も「命令」できません。当然、罰則も課せません。こうした制度設計であれば、飲食店がアルコール提供を継続するのは極めて合理的なことで、一概に責めることはできません…。
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 28, 2021
本件、「豊洲市場から書面で協力要請が出された」とのことで確認しましたが、やはりこれは法に基づかない単なる「お願い」であって、豊洲市場内の飲食店は応じても協力金の対象外とのことです。大家は東京都ですし、同調圧力で応じる店舗も多いと思いますが、それで協力金なしは余りに酷すぎませんか…
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 28, 2021
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・豊洲市場のアルコール解禁は賛否か
寿司大の公式Twitterの発言が事実であれば、営業時間内のラストオーダー前であれば、いつでもお酒をオーダーし、飲酒しながら美味しい料理を堪能できることになる。政府を含む行政は外出してほしくないと考えており、緊急事態宣言下で外出する人たちに怒りを覚えている一般人も数多くいると思われるため、今回の豊洲市場のアルコール解禁は賛否がありそうだ。
・「アルコール出すな」と言えないのも事実かも
しかし、確かに賛否はありそうだが、豊洲市場の飲食店は時短営業やアルコール提供に応じたとしても給付金や協力金が出ず、罰金もないと言われている。それが事実ならば、飲食店として死活問題であり、頭ごなしに「営業するな」「時短営業しろ」「アルコール出すな」と言えないのも事実かもしれない。
・人が豊洲市場に集まるかも
すでにゴールデンウイークという人もいるかもしれないが、お酒を飲みたい人や、旅をしたい人が豊洲市場に集まるかもしれない。皆さんは、この状況をどのように考えるだろうか。
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もっと詳しく読む: 【話題】豊洲市場の飲食店がアルコール販売解禁! 事実上の治外法権で給付金もないが罰金もナシ「普通に飲酒可能」(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2021/04/28/toyosu-market-is-an-extraterritoriality/
※冒頭画像は飲酒のイメージであり記事内容と関連はありません