AIで最適な施工計画や施工管理を短時間で実現する『Smart Construction Simulation』

Smart Construction Simulation


2022年9月1日(木曜日)、建設業向けデジタルソリューションで業界を牽引している株式会社EARTHBRAINが、「デジタルツインを活用した世界最先端の建設DX」と題して説明会を開催した。

・デジタルツインとは何なのか?

デジタルツインとは何か? 簡単に説明すれば、さまざまなデータをひとつに集約し、コンピューター上で生かす技術のこと。この説明会ではEARTHBRAINの代表取締役社長・小野寺昭則氏と、CDXO・相澤克弘氏が登壇し、その実用性と魅力、そして可能性を語った。



・かつては大変だった製造業

小野寺社長は『Smart Construction Simulation』の魅力に関して、「むかし、製造業は手作業でした。危険なうえ長時間な作業で、器具、工具の精度が低下します。作業のブレも発生するため生産性が低下することが一般的でした」と前置きし、以下のように語った。

「デジタルツインで世界最先端の製造工場に生まれ変わります。それは、最先端テクノロジーを活用したDX施工です。シン・建設。世界の建設に革命がおこります。造成工事、道路工事、河川工事など、建設は自然のなかでおこなわれます。平面図、横断図、縦断図の二次元図面で設計されますが、思ってもみなかった問題が施工中に発覚し、計画通りに進まないこともよくあります。そこで現場を3Dモデルで可視化し、現場の制約条件を施工前に把握します。デジタルの3Dモデルを使い、施工検討時に完成形状を手に取るように把握できます。また、現況地形と完成地形を重ね合わせれば、確実に切り盛りエリアを特定し、施工を瞬時に把握することができます」

・「最適な施工計画と施工管理」を短時間で実現するシステム

今回の説明会では、デジタルツインを取り入れた建設DX事例だけでなく、そのデジタルツインにくわえてAI技術も生かした「最適な施工計画と施工管理」を短時間で実現するシステム『Smart Construction Simulation』の提供開始を発表。

・30%の生産性アップに繋がっている

すでにその技術を取り入れた事例が複数あり、30%の生産性アップに繋がっているという。また、現在進行中の株式会社安藤工業の案件では、30%以上の生産性アップが見込まれるという。






・二か月後はこんな姿になってますという予想ができる

今まで把握できなかった部分を明確に把握することで、作業効率がグンと上がる、ということだろうか。約3年前から『Smart Construction Simulation』を取り入れた事業を展開している上武建設株式会社の代表は以下のように語る。

「頭の中で描いていたことが見える化されることによって、コストや施工方法、安全面、さまざまな議論ができるようになった」「3Dで誰が見ても、どういうふうに仕事が進んでいるかというのが見えるというのが、一番効果として大きいのかなと思います」「一か月後、二か月後の姿がどんな感じになっているのか、今まではわかりづらかったのが、二か月後はこんな姿になってますという予想ができるようになってます。毎月、シミュレーションとリアルを重ね合わせて、実際にシミュレーション通り仕事が出来ているかどうかチェックできる材料にもなる」

……とのこと。まさに、あらゆるデータをまとめたデジタルツインと、しっかりと現在と今後の動向を把握させてくれるAIの賜物といったところ。





スマホアプリ『Smart Construction Quick 3D』の存在

では、現場で使用する地形データのインプットに関してはどのように行われているのか? この件に関して小野寺社長は「完成地形については横断図と縦断図で二次元でリリースされたものをCAD(設計や製図をコンピューターで行う仕組み)を使って3次元データにする手作業が残っています。現況地形についてはドローンで(データを)取ることもありますけども、小さな現場であれば7月にリリースした『Smart Construction Quick 3D』でスマホで写真を撮り、そこから三次元の地形を取ってしまう。このようなインプットの方法もあります」と語る。今後、インプットに関してもさらなる進化をしていきそうだ。

建築の世界にも入っていく『Smart Construction Simulation』

またインフラだけでなく建築工事に関しても、「ぜんぶデジタルツインでコントロールすると、土木の部分と建築の部分がもっとパラレルにできる部分があるうかと思っておりますので、土木を優先的にやっておりますが、いずれ、建築の世界にも入っていくと考えております」とのこと。今後、建築に対するサービスも積極的に進めていきたい考えがあるようである。


もっと詳しく読む: AIで最適な施工計画や施工管理を短時間で実現する「Smart Construction Simulation」(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2022/09/02/smart-construction-simulation/

yamashiro

繊細見にえて、実はぶっきらぼうな男子。カメラを持って街を歩くのが好き。