シン・エヴァンゲリオン劇場版:||が満を持して公開されましたが、いまだ多くの伏線が回収されずにおり、謎が残されています。そもそも、庵野監督は伏線や謎を説明する義務はなく、このまま伏線と謎は「良い意味で放置」だと思われます。よって、何らかの答えをハッキリとした言葉で求めるのはナンセンスでしょう。
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・ホームから駅の外へと連れ出されるシンジ
特に謎が多いとされているのがシン・エヴァンゲリオン劇場版:||のラスト、シンジがJR宇部新川駅のプラットホームのベンチで疲れ切ったように座っているシーン。突如として現れたマリとともにホームから駅の外へと出ていくシンジですが、ここ、多くの人たちが意味を理解しておらず、勘違いしているようです。
・メンタル的な疲労感から疲れ切って座っている
勘違いしている部分はいくつもありますが、そのひとつが「シンジが電車を待っている」と思っている人が多いという点。むしろ逆で、シンジは新たにクリエイトした世界のJR宇部新川駅に到着し、メンタル的な疲労感から疲れ切って座っているのです。
・カヲルですら導けなかったこの世界に到達
シンジは、ようやく求めていたエヴァが存在しない世界をクリエイトし、ようやく到着し、安堵しているというわけです。ようやく、ようやく、ようやく、カヲルですら導けなかったこの世界に到達できたシンジ。疲れ切ってて当然です。
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エンディングが駅なの本当に意味深。ポスターの段階で分岐の多い線路はパラレルワールドの暗示と思っていたけど。
・向かいのホーム=行き先が逆・分断された世界=死?
・電車=一方通行で行き先が逆=シンジ・マリは未来へ、カヲル・レイ・アスカは過去の存在?
とも取れる。#シンエヴァ— 信仰ちゃん (@jjj0v0jj) March 24, 2021
綾波やマリがシンジがいい感じの雰囲気になると式波アナウンスで妨害が入る式波ヴンダー
— 灰鉄蝸(かいてっか)@腱鞘炎治療中 (@Kaigoat) March 25, 2021
式波ヴンダー世界線、ヴンダー内がレイ→シンジ、アスカ(メンタルモデル)→シンジ、マリ→シンジ、サクラ→シンジでシンジくん総受けみたいになりそうで笑う
— おりんりん?バーチャルお絵描き人類 (@rinyone0) March 25, 2021
ラストシーンはカヲレイとか結局アスカは1人とかそういうのじゃなくてただ単に繰り返しの中心である駅から出て現実世界に行くシンジとマリという構図だと思ってる、向かいのホームの3人はエヴァという作品の象徴
— エリザベス18世 (@korehasyumiaka3) March 24, 2021
カヲルやレイ達本人の気持ちとかお構いなしにシンジが想像したみんなが幸せになれる世界がああだっただけだと思う シンジ鈍感だし だから駅のシーンは裏宇宙
マリエンドとか言われてんのに関しては一緒に世界救った事を共有できる唯一の相手だからあの接し方なだけだと思うけどネーン— ゆずき (@yuzukichh) March 24, 2021
また最後のシーンのこと呟いてごめん
見間違いかもしれないけどシンエバ最後の駅のマリとシンジくんは少し大人びたけどカヲルくんの顔って変わらずに同じ顔してない?成長してた?
そもあのシンジくんは推定何歳なんだ— 千手蟹??? (@636NeKoChAn) March 24, 2021
庵野監督のプロフェッショナル見た翌日にエヴァ2回目見たらまた新たな発見があった。
綾波の補完シーンはモーションキャプチャーのスタジオ
最後に宇部新川駅から電車が出て行ったのはシンジとマリのいたホームの反対ホームから(アスカら3人は駅で降りずに再出発した)
— 弥七 (@oEVvW28Wn3c2l9T) March 24, 2021
シンエヴァでエヴァから卒業できたって思ってるけど多分シンウルトラマンでまた引きずり込まれると思う。
ウルトラマンが槍持ってたりATフィールド張ったり、シンジとマリが駅出た先がシンウルトラマンの世界とかして何かしら匂わせそう。— 子義 (@shigi1120) March 23, 2021
ラストシーン、もしマリとシンジがエヴァの無い世界で暮らしていくという描写だとしたらマリはわざわざ切符を買ってから駅に入り、それを使わずにそのまま駅から出ていくとかいう意味わからん行動しちゃってることになる。
つまり出ていった先はエヴァのある元の世界。— 第18使徒 (@bigevalution18) March 23, 2021
マリがシンジをアスカのとこへ連れて行くエンド考察も好きだけど、手を引いたのはシンジの方だし対面のホームにアスカ居たのに駅出ちゃってるし、あと庵野だし。
いやぁ…捗るね
— ちゃーはん先輩 (@2EM36_E16) March 23, 2021
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・ようやく終着駅のJR宇部新川駅に到着
つまり、このシン・エヴァンゲリオン劇場版:||のラストのシーンは「シンジが電車を待っている」のではなく「シンジが電車から降りてきた」と解釈するべきなのです。その電車は今まで複数のエヴァンゲリオンという名の線路分岐と駅を通過し、ようやく終着駅のJR宇部新川駅に到着したわけです。
・シンジが辿ってきた道程を自覚しているのはシンジとカヲル
ラストでもいろいろと意味深なマリの存在ですが、今までのシンジが辿ってきた道程を自覚しているのはシンジとカヲルだけだと考えられます。カヲルは過去作品でも違う世界線の存在をほのめかしていたので、今回の「エヴァがいない世界線」に到達するまでの道程を自覚しているでしょう。
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もっと詳しく読む: 【衝撃】勘違いしている人が多いけどシン・エヴァンゲリオン劇場版のラスト「宇部新川駅のシンジ」はようやく到着した地で安堵している(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2021/03/25/neon-genesis-evangelion-station/
執筆: ミンコフスキー空間