コンビニのとんかつはウマイのか? とんかつマニアがファミマのとんかつ弁当食べて確かめる

コンビニのとんかつ弁当って、正直なところ、イマイチなことが多かったです。おそらくですが、とんかつは、唐揚げやコロッケ以上に「揚げたて」「温かさ」が重要だからだと認識しています。

とんかつにとってベストな状態「揚げたて」

揚げたては、衣がクリスピーに仕上がっており、熱により薫りも良く、それでいて豚肉の肉汁も流れるようにあふれるため、とんかつにとってベストな状態。それがコンビニのとんかつ弁当になると、著しく良さが減る。

電子レンジで温めても揚げたての良さには敵わない

コンビニのとんかつ弁当は電子レンジで温めることは可能ですが、それでも揚げたての良さには敵わない。とんかつの「温かさ」による恩恵は「揚げ」由来の熱だからこそ得られるものからです。

ファミリーマートの「肉の旨味感じる三元豚のロースかつ弁当」

それゆえ、筆者はコンビニのとんかつ弁当ほ敬遠していたのですが、どうしてもとんかつが食べたくなり、衝動的にファミリーマートの「肉の旨味感じる三元豚のロースかつ弁当」を食べたのですが、そこで3つのことが分かりました。「コンビニとんかつというジャンルを確立している」「ファミマはとんかつを追求している」「うまい」の3つです。







ファミマは「とんかつは温度が重要」を熟知している

「肉の旨味感じる三元豚のロースかつ弁当」を購入し、電子レンジで温める。温め時間を見てみると、1600Wでも1分間の温めが推奨されていた。けっこう温めている感。この時点で、ファミマが「とんかつは温度が重要」を熟知していることが分かります。

とんかつの「豚の旨味」「衣の薫り」「ソースの酸味」

余計な惣菜が入ってない点も素晴らしいです。とんかつの「豚の旨味」「衣の薫り」「ソースの酸味」だけで、あとは米さえあればじゅうぶんとんかつは楽しめます。アクセントとして漬物が少しあり、「とんかつ→ 米→ とんかつ→ 漬物→ 米」の流れに取り入れると米の甘味が引き立つのも良いです。

コンビニだからこそ食べられる「コンビニとんかつ」

実際に食べてみると、ファミマが「コンビニとんかつというジャンルを確立している」ということがわかります。これはとんかつ屋のとんかつではなく、コンビニだからこそ食べられる「コンビニとんかつ」というジャンルなのです。衣は8割フワフワで、2割サクサク。そう、電子レンジで加熱してもサクサクが残っており、フワフワとサクサクのハイブリッドに仕上がっているのです。ごれが実に心地よいです。






かなり質が良い三元豚を使っているのではないか

そして豚肉の質にも着目したい。三元豚は世に広く知られているポピュラーな豚肉ですが、そのなかでもかなり質が良い三元豚を使っているのではないでしょうか。とにかく脂身に含まれている旨味が濃くて、くどくない。脂身からあふれるエキスが、肉と衣をすこぶる甘美なる旨味に昇華させています。

スパゲティの甘味で味覚をリセットしてくれる

それでいて、ファミマのシェフたちを称賛したい点が、スパゲティの存在です。とんかつの下にたっぷりと甘味が濃いパスタが敷かれていて、衣がふやけすぎるのを防ぐとともに、スパゲティの甘味で味覚をリセットしてくれるのです。とんかつを楽しませつつも、スパゲティで塩味をリセットし、また新鮮な気持ちでとんかつに戻れるのです。

ファミマの「肉の旨味感じる三元豚のロースかつ弁当」は間違いなく、コンビニとんかつというジャンルを確立した存在と言えます。つまり、とんかつ屋では体験できない良さがそこにあるということ。だからグルメはおもしろい。

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